最新ニュース
リーグ初戦から勝ち星のない専大は筑波大と対戦。この試合春リーグ以来のスタメンとなったキャプテン竹内慶多(経済4・開智高)が持ち前のレシーブ力を見せた。序盤から相手のスパイクを拾い、ラリーに持ち込みながら試合を進めた専大。ラリー戦ではOHの甲斐優斗(経営3・日南振徳高)と竹内を中心に攻撃を仕掛けた。しかし、ラリー戦を取り切れなかったことと20点以降のミスが勝敗を分け、ストレートでの敗戦となった。
▲エンジンを組む選手たち
第1セットスターティングメンバー
OH:#1竹内、#7甲斐
MB:#2堺、#17新居
OP:#11堀内
S:#5井出
L:#13水野
第1セットでは序盤から両チーム簡単にボールを落とさない粘り強い守備を見せた。しかし、中盤に相手のエースである210cmの長身を誇る牧選手のサーブから流れを掴まれると専大のミスが出始める。タイムアウトを使い相手のサーブを切るも、続くリリーフサーバーのサーブにも崩され徐々に点差が付き始め、そのまま21-25で第1セットを落とす。
▲レシーブをする竹内
続く第2セットでは序盤に堀内大志(文3・日南振徳高)が相手からのダイレクトのスパイクを拾うスーパープレイから甲斐が得点。その後、後衛に回った堀内が相手のスパイクをレシーブするなどチームを勢いつかせるプレーを見せ、専大は1歩前に出る展開となった。しかし、相手のサーブとスパイクでなかなか攻撃まで持っていくことができず、逆転を許した。流れを掴みたい専大は甲斐に更にボールを集める。その後粘りのあるレシーブで点差を縮めるも、終盤のタイムアウト以降連続得点を許されず23ー25で第2セットも落とす結果となった。
▲スパイクを打つ甲斐
▲スパイクを打つ新居良太(経済2・開智高)
後がない第3セットでは序盤に連続得点を重ねると相手はタイムアウトを使う。タイムアウト後も粘り強いレシーブで相手にプレッシャーをかけ続ける。しかし、甲斐のサーブミスから連続得点を許すとサービスエースで逆転を許した。ここから専大のミスが目立つようになる。だが、レシーブでラリー戦に持ち込むも、特典を決めきることができず21ー25でセットを落としストレートでの敗戦となった。
▲レシーブで繋ぐ水野
試合を振り返り水野は「1人1人の調子は悪くなかった。こっちが最終的にミスを出してしまった感じで、取りたいところは取れなかったという感じだった」と試合を振り返った。また、今試合目立ったレシーブについては「ちゃんとブロックと連携して取るっていうところはできた」とレシーブの連携と位置取りについて話した。春リーグぶりの竹内のスタメンについては「僕自身としてはサーブレシーブの負担が無くなった。チームのディフェンス力もアップする」と竹内の守備力の高さを語り、攻撃面については「高いパスばっかりじゃなくて慶多さんみたいな早いパスが混ざることで相手もリズムが取りずらいからプラスの面が多い」と竹内の存在の大きさを話した。次戦の順大については「スパイカー1人1人を活かしていきたい」と意気込んだ。
文・写真=山中美琴(文2)