News

最新ニュース


2024.09.28
陸上競技

【陸上競技部】「箱根路最短復帰へ 期待背負う走者たち」⑩佐藤恵伍

 101回目の箱根駅伝の予選会が10月19日に開幕する。昨年、箱根路への連続出場が3でストップした陸上競技部。最短での箱根路復帰へ向け、命運を握るランナーや成長著しいメンバーの声をお届けする。(インタビューは8月26日に行いました。)


新進気鋭のルーキーが大舞台へ 佐藤恵伍

 佐藤恵伍(文1・自由ヶ丘高)はルーキーながら予選会のメンバー入りを目指して奮闘している。1年目の今季は記録会を中心に実戦を重ねると、5月の世田谷記録会では10000mで29分56秒33の自己ベストを更新。期待のルーキーは「試合の結果はめちゃくちゃ良いという訳ではなかったが、練習もしっかりできたシーズンではあった」と振り返り、下半期での更なる躍進を誓っている。

▲夏合宿の様子(陸上部提供)

○初めての夏合宿

 福岡県出身の佐藤は、3年連続で箱根駅伝に出場していたという実績と自身が得意とするロード走が専大にマッチすると考え、初めて関東へやってきた。「高校ではそんなにガツガツした選手ではなかった」と話すが、実力者が揃う同級生と切磋琢磨しながら順調に夏合宿のメンバーに名を連ねた。普段は和やかな雰囲気の中でも「メンバーを勝ち取っていかないといけないので、バチバチに争っている」と激しい競争の中に身を置いている。

▲「ポイント練習でも4、5人で一緒に走るので、同級生が頑張っている姿を見ると、頑張らないといけないなと思う」と話す


 佐藤は「今年は特に予選会に重点を置いて春から練習をしている。そこに懸ける想いはどのチームよりも強いと思うので、どれだけ自分が残って本番で良い結果を出せるかが大事になってくる」と早くもチームの主力への成長を意識。「1つ1つのポイント練習をこなすことが1番大事だと思っている」と予選会メンバー入りへのポイントを明かした。

 出場となれば大学では初めての公式戦となるが、「1つでも良い順位、個人としては2桁の順位で(ゴールしたい)。1人でも多く抜かしたい」と意気込む。

▲初の予選会出場を狙う

○箱根路への想い

 1年生ランナーは箱根路について「陸上をやっていく中で、周りからも言われるし、目にもする。この舞台で走れたらいいなという感情から大学生まで(続けてきた)」と口にし、「陸上スポーツの一大イベントだと思うので、人生の中で走るという経験はすごく重要。大学生活を懸けて頑張る価値がある」と4年間での目標に掲げた。

 新進気鋭のルーキーは夢の大舞台を目指して歩みを進める。


文=竹田一爽(文3)  写真=竹田、専大陸上競技部提供