最新ニュース
9月27日、関東大学バスケットボールリーグ戦第8節が東海大湘南キャンパスにて行われ、暫定首位の拓大と対戦した。序盤から激しいゲームが展開される。エース#24田代を欠いた第2ピリオド、第3ピリオドは果敢に攻めの姿勢をみせるも10開いた点差をなかなか詰められない。第4ピリオド、残り5分20秒、主将の#12岩野によるシュートで逆転。流れを掴んだ専大はそのままシーソーゲームを制し92-89と勝利。リーグ戦開幕から続く拓大の連勝をストップさせた。
(スコア)
専大92(23-24,17-26,26-22,26-17)89拓大
(スターティングメンバー)
#11 秋山熙(経営2・東海大浦安高)
#6 渡辺竜之佑(経営3・福岡第一高)
#24 田代直希(商4・東海大浦安高)
#7 國分大輔(経営3・名古屋大谷高)
#32 野口夏来(経済1・福大大濠高)
第1ピリオド開始早々、拓大の#39成田正弘(拓大3・藤枝明誠高)に3ポイントシュートを沈められるも、すぐに#7國分、#24田代のシュートで逆転に成功する。その後も両者互いに譲らずシーゾーゲームを繰り広げる。残り2分、シュートに持ち込もうとする#24田代が相手ディフェンスと接触し負傷する。執念でフリースロー2本中1本は決めるも#14高澤淳(経営2・市立船橋高)と交代。23-24で第2ピリオドへ。
第2ピリオド、#23ジョフ・チェイカ・アハマド・バンバ(拓大3・延岡学園高)のシュート、#6渡辺のリバウンドから持ち込んだシュートと、お互いテンポよくどちらかが決めれば決め返すという拮抗した展開となる。4分、#6渡辺のシュートで32-31と逆転に成功。しかしその後失点し、じわじわと点差を広げられ40-50で前半終了。
第3ピリオド開始早々、#32野口、#11秋山のシュートが決まり点差を縮める。しかし、ミスから速攻に繋げられ#23バンバのダンクをくらい、はたまた拮抗した展開となる。7分、拓大の巧みなパス回しにくらいつこうと、必死のディフェンスをみせた#32野口が負傷しコートを去る。タイムアウト後、猛攻を仕掛け3点差まで詰め寄るも、66-72と6点ビハインドで最終ピリオドへ。
第4ピリオド、序盤から猛チャージをかける。佐々木監督から「冷静に」と指示が飛ぶ中、確実に点差を縮めていく。4分、#11秋山、#7國分のシュートと専大が得点を重ね、拓大と並ぶ。その後すぐに#12岩野侑太(商4・岡山商大高)のバスケットカウントで逆転に成功。そのまま流れを掴むかと思いきや、5分#39成田に3ポイントシュートを決められ逆転、連続得点を許してしまう。しかし残り2分半、#65佐々木健登(商2・能代工高)がバスケットカウントを決め逆転。その後すぐに#6渡辺がシュートを決める。残り17秒のところで#65佐々木のダメ押しのジャンパーが決まる。そのまましっかり守りきり、92-89で試合終了。リーグ戦成績を6勝2敗(暫定4位)とした。
エースの#24田代を欠いた状況でここまで戦えるという選手層の厚さ、チームで獲りに行くという強い思いを感じさせる1戦となった。
次戦は10月3日、つくばカピオにてリーグ戦暫定5位の青学大と対戦する。
(商2・斉藤葵)
▲主将#12岩野が逆転打を放ちチームに流れを呼び込んだ
▲シュートを狙う#11秋山
▲リバウンドからゲームの流れを作り出した#6渡辺
佐々木優一監督
「途中点差をつけられたが、ディフェンスでどこを抑えなければいけないか、コートに立った選手は自分たちが何をすべきかしっかり考えられていた。その結果、全力を出せたことで勝利に繋がった。途中、チームの柱となる選手である#24田代が抜けたが『全員でできるチーム』なのですんなりカバーできた。途中出場の選手もしっかり準備が出来ていて自分のやるべきところが分かっておりそれを行動に移せていた。けがは心配だが、これだけ試合数を重ねるとどうしても出てきてしまう。そこはどのチームも同じなのでしっかり治してコンディションを整えていきたい。次の青学大戦も気を抜かずに頑張りたい」
#6渡辺
「リバウンド、ディフェンス、走ることができたのが勝因となった。前半はスロースタートだったが後半に速攻を決められるようになり、流れを掴むことができた。(途中#24田代と#32野口がかけた場面は)すごく不安だった。どうしようどうしようと考えたが、もう失うものはないと思い、思い切りぶつかっていけた。(苦戦していた去年と比べると)気持ちが変わったと思う。去年は引き気味だったが今年は自らぶつかっていく。残りのリーグは自分たちの良かったところ、悪かったところを見つめ、修正していきたい」
#11秋山
「受身にならなかったのが今日の勝因。受身にならなければどこが相手でも勝てるチームだと思う。ディフェンスで流れを作っていこうと意識していた。試合前から調子は良かったので積極的にできた。次戦からも負けないように受身にならないことを意識していきたい」