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2024.09.21
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【山岳部】部員の成長にも繋がる、新たな挑戦となった山岳教室

〈第19回 専修大学地域貢献活動 ONE DAY TEAMMATE 2024 山岳教室=9月16日〉

  ONE DAY TEAMMATE 2024 山岳教室が専修大学総合体育館第8会議室にて行われた。山岳教室では、山岳部の部員達が様々な企画を用意し、山岳への理解を深めてもらえるような工夫がなされていた。

 

 まず始めにバックパック体験が行われた。実際に山登りの際に使用するバックパックを背負ってみると、その重さに参加した子ども達は驚く姿も。また、テント張りの体験では、山でテントを張る際の注意点の説明から始まり、組み立てた後はテントの中に入るなど、実践的な体験が出来るようになっていた。

 ▲バックパック体験の様子

▲参加者も実際にテントを組み立てた

 

 後半では座学が行われ、参加者は配布された資料に目を通しながら、地図の見方や、用語の説明がクイズを交えながら進められた。参加者がコンパスを持ち、部員達が一人一人に使用方法を親身に教える姿も。

 また、山頂で実際に食べる食料の試食も行われた。より多くのカロリーを得るために、砂糖が加えられたココアを飲んだ参加者は、その甘さに驚きを見せた。

 

▲座学の様子

▲細かく作り込まれた資料

 

 座学で使用された資料は、部員達が1から作成した物である。主将の前田陽生(法3・川口高)は、「参加者は小学生が多かったため、堅苦しい授業ではなく、小学生に合わせた授業作りを意識した」と語った。その言葉通り、教室中には子ども達が楽しみながら授業を受けている姿があった。

 今回の山岳教室について前田は、「今回が初めての実習で、準備はしてきたがアクシデントもあり、(実習の)難しさを感じた。しかし、形として0から1に出来たことは今後に繋げていくことになったと思う」と振り返った。また、「曖昧な知識では子ども達に教えることが出来ないため、この(山岳教室の)準備によって部員の知識をより深めることが出来た」と山岳教室を通して、部員にとっての恩恵もあったと述べた。そして、「(山岳教室によって)自分たちの活動が少しでも知れて、参加者の(知識の)足しになればいいなと思っている。来年度はその足しになる部分をもっと強化していきたい」と今後についての課題を語った。

 

▲最後には記念撮影を行った

 

文・写真=米山初佳(文1)