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2024.09.21
バドミントン

【女子バドミントン部】秋季リーグ開幕 念願の昇格へ好スタート

〈関東大学秋季リーグ戦 2部=9月19日 日体大健志台キャンパス 専大4-1東情大〉

 5日間にかけて行われる秋のリーグ戦が始まった。春にあと一歩まで迫った1部への昇格を目指す専大は、開幕戦を東京情報大学と対戦した。第1シングルスでは御後あやか(文3・聖ウルスラ学院英智高)が0ー2で惜しくも敗れたが、堀心海(文1・聖ウルスラ学院英智高)が第2シングルスをストレートで勝利し、試合をイーブンに戻した。第1ダブルスでは加藤環季(文4・金沢向陽高)/吉田陽萌(文2・金沢向陽高)ペアの安定したプレーで2-0と圧勝。続いた大津留呼春(文4・佐賀女子高)/押見綾奈(商3・富山国際大附属高)ペアは追いつかれても落ち着いたプレーを見せ、2-0で勝利した。第3シングルスの松岡美歩(文2・埼玉栄高)もストレートで破り、4-1で初日を勝利した。


▲開幕戦を勝利した専大。試合後は和やかな雰囲気を見せた


 1Sで出場した御後は序盤からリードを許し、追いかける展開となる。主導権を握られ苦しい展開が続くも、粘り強く返球しラリーを繋げた。3点差まで迫るも追いつくことはできず 17-21で第1ゲームを落とす。第2ゲームでもリードされる展開となったが終盤の6連続得点から相手に追いつく。デュースまで粘ったが、勝ち切ることはできず22-24でゲームを許し、0-2で敗れた。

▲食らいつく御後。最後まで粘ったが逆転は叶わなかった


 2Sでは堀が出場し、序盤は一進一退の試合を見せる。中盤から相手の速いスマッシュをうまく返球し、緩急を使ったラリーから主導権を握りリードを築いた。終盤逆転される場面があったものの、冷静に対応し22-20で第1ゲームをものにした。第2ゲームでは相手の甘い返球を見逃さず力強いドライブやスマッシュを駆使し21-16でストレートで勝利した。試合を振り返って堀は「取ったり取られたりする展開の中で相手のプレーの特徴を少しずつ読みながら、点差を離されずにゲームを進めることができた。インターバル後からはそれに対応できるように自分のプレーを変えることができたので結果に繋がった」と勝因を語った。

 ▲堀は春に引き続き、団体戦の流れを左右する重要なポジションを務める

 

 1Dの加藤/吉田ペアが勝利し、続く2Dでは大津留/押見ペアが出場した。大津留は「リーグ初戦で、あまり組んだことがないペアだったので不安と緊張もあった」と語る。速いスマッシュから相手を崩し得点を重ね、21-16で第1ゲームを取った。第2ゲームに入ってもリードする展開が続いたが、終盤に5連続得点を許し同点となる。「いままでリードしていたことは忘れて、気持ちを切り替えて戦うことを意識した」と押見が話すように、その後は落ち着いたプレーから逆転を許さず、21ー18で2-0で勝利を決めた。3Sの松岡もストレートで勝ちを収め、4-1で初戦をものにした。

 ▲得点を決めガッツポーズをする大津留/押見ペア

 

 主将の加藤は、「この前に東日本選手権があって、試合が続いた中だったので、いい試合の感覚が続いたまま挑めた。大事な初戦なので、勝利できてよかった」と試合を振り返った。昇格へ向けては「どれだけ拮抗した試合をしても最終的には負けてしまうことがあるので、昇格するためには最後まで勝ち切る力が必要だと思う。どんな相手でも一本でも多くとることが最終的な結果につながっていく。そういった試合で全員が勝ち切れるように準備したい」と意気込みを語った。


文=君嶋悠樹(経済1)

写真=北原倖多(文3)