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2024.09.19
バレー

【バレー部】強豪相手に接戦を繰り広げたが惜しくも敗戦

〈2024年度秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦第3節対中大=9月14日 順天堂大学さくらキャンパス 専大2-3 中大〉


 リーグ戦1勝1敗で迎えた専大は、春季リーグ王者の中大と対戦した。序盤は中大の強力なアタックに苦しみ、大差をつけられる。しかし、中盤になると甲斐優斗(経営3・日南振徳高)を中心に連続得点を決め、逆転に成功。しかし、終盤になると相手に逆転を許し、接戦を繰り広げるも相手の巧みな攻撃により点差を埋められずフルセットの末、敗戦した。

▲円陣を組む選手たち


第1セットスターティングメンバー


OH:#7甲斐、#11堀内



MB:#2堺、#17新居



OP:#18生田



S:#5井出



L:#13水野


 第1セットは中大の高さと威力のあるアタックによる攻撃に苦しみ、終始リードを許してしまう。流れを断ちたい専大は、甲斐の強力なスパイクが決まるなど逆転を試みたが、相手のペースに飲まれてしまい、18ー25と7点差をつけられこのセットを落としてしまう。

▲スパイクを打つ甲斐

 しかし、第2セットになると、甲斐のアタックで連続得点を決めると、勢いをつけた専大は相手にタイムアウトを取らせるなど猛攻を見せた。新居良太(経済2・開智高)のクイックが決まると、その後も甲斐のサービスエースもあり、専大は終始リードし、そのまま25ー22で逆転した。

 ▲好調を見せた新居

 好調で迎えた第3セットでは、勢いそのままに甲斐のアタックから試合が始まると、それに続いて堺爽人(文4・佐賀工高)が打点の高いスパイクを決め、生田宗原(経済2・昇陽高)が連続してアタックを決め、得点を量産した。その後も甲斐が相手の2枚ブロックにも対応し、点を決めると専大は流れに乗った。また、水野永登(商3・岡谷工高)が好レシーブを見せ、このセットも25ー18で獲得した。

▲サーブを打つ堺

▲アタックをする生田

 しかし、第4セットになると中大の強力なブロックに阻まれ、なかなか得点の決まらない時間が続いた。その流れを変えるべく新居が得点を決め、甲斐がアタックを仕掛けるも相手のブロックに阻まれる場面が続いた。専大は2回のタイムアウトを取るとアタッカー陣の鋭い攻撃や好レシーブにより、徐々に点差を埋めていった。意地のバレーを見せた専大だったが、中大の打点の高い攻撃に苦しみこのセットを21ー25で落とした。

▲ナイスレシーブを見せた水野

 最終第5セットで専大は、甲斐を中心に序盤は接戦を繰り広げたが、その後はミスが増え、果敢に攻撃するもブロックに弾かれてしまう。さらに、中大の打力のあるスパイクにより連続失点してしまう。粘り強く戦った専大だが接戦の末、10ー15で敗れた。


 試合を振り返り、堺は「1セット目取られて、2・3セットで巻き返した後もチームの雰囲気が良くて良い方向に進んでるなと思ったが、4セット目とか5セット目の終盤で相手に一気にいかれたというところが自分たちの弱さかなと思ったので、そういうところでしっかり後半に逆転とか後半しっかりセットを取りきるとか上げていきたい」と話した。今試合、相手の勢いに飲まれてしまう場面も見られたが、チームの声かけについて新居は「後衛にいる間はベンチの外から冷静に見れると思うので、そういう時にまだ負けてないという気持ちは持って声かけしようとチームの士気を上げるようにした」と語った。また、堺は「どうしても終盤(優斗に)頼りきるところがあるが、序盤とか中盤でしっかり自分たちもチームとして1点1点積み重ねていき、少しでも優斗に楽をさせて、相手にもっと優斗以外の選手も嫌がられるようなチームを作っていけたらと思う」と反省点を口にしながらもチームの再帰を誓った。


 次戦の明大戦について、堺は「春もストレートで負けてて、勢いもあって雰囲気も良いチーム」と話し、「自分たちから良い雰囲気を作ってチームとして1点1点取って勝てるように頑張りたい」と意気込みを語った。



文=平野百々花(人間科学1)

写真=山中美琴(文2)