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〈2024年度関東大学男子1部バレーボールリーグ戦第2節対早大=9月8日 船橋アリーナ 専大0―3早大〉
秋季リーグ初戦を白星発進した専大は、昨年王者の早大と対戦。宿敵に対し、甲斐優斗(経営3・日南振徳高)を中心とした攻撃で得点を重ねる。しかし、多彩な攻撃と堅実なブロックに苦しめられる。試合は終始拮抗するも、総合力の高い早大に点を取り切ることができず、ストレートで敗戦した。
▲得点を量産した甲斐
第1セットスターティングメンバー
OH:#7甲斐、#11堀内
MB:#2堺、#17新居
OP:#19塚田
S:#5井出
L:#13水野
試合は、甲斐のダイレクトスパイクでスタートし、専大は、彼を中心とした攻撃を展開した。堀内大志(文3・日南振徳高)も果敢に得点を狙ったが、相手の堅いブロックに阻まれ得点しきれない場面が続いた。それでも、粘り強く得点を重ね両者拮抗した試合展開となる。第1セット終盤、タイムアウト明けに2点連取を許した。そこから、レシーブ面でのミスが目立ち点差を縮めることができなかった。21―23の2点ビハインドの場面で、竹内慶多(経済4・啓新高)をリリーフサーバーとして起用するも、流れを変えることができず、22―25でセットを落とした。
▲リリーフサーバーとして起用された竹内
第2セット目、専大はレシーブを修正し、甲斐のバックアタックで得点を量産した。また、第1セットで不調であった堀内の調子も上がり2セット目を取り返すことも期待された。しかし、タイムアウト明けにサーブミスやスパイクミスが続き、21―25で第2セットを失った。
▲レシーブをする水野永登(商3・岡谷工高)
3セット目に入るとブロックとの連携の取れたレシーブが向上し、スムーズに攻撃へ繋げる場面が増えた。さらに、専大は20点以降のミスを減らし、両者譲らぬシーソーゲームとなった。デュースとなるも完成度の高いブロックに阻まれ一歩及ばす、28―30でストレートでの敗戦となった。
▲試合後の選手達
試合を振り返り堀内は「相手が強かった」と早大の総合力に圧倒されたと語った。また、2セット目からの復調について「1セット目はセッターに早いトスを求めていたが、2セット目はトスを高くすることで得点につながった」と早大の完成の早いブロックに対して高さで得点に繋げたことを振り返った。また、前試合での相手からのツーアタックでの失点が課題となっていたが、今試合ではミスを減らすことができたことに対して、堀内は「甲斐の指示でツーを予測した」とエースの戦術面でのサポートを明かした。
次戦は、春季リーグ、東日本インカレ王者の中央大。井出脩斗(経済4・聖隷クリストファー高)は「完成度の高いチームであるため、今日よりも気合を入れて戦いたい」と強気な姿勢を見せた。難敵相手にチーム一丸となって勝利を目指す。
文=中島胡春(ネット2)、写真=山中美琴(文2)