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2024.09.12
バレー

【バレー部】秋季リーグ初戦を白星でスタート サーブで流れをつかみ勝利

〈2024年度秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦 対東海大=9月7日船橋アリーナ 専大3-1東海大〉


秋季リーグ初戦となる試合で専大は東海大と対戦した。この試合で専大は甲斐優斗(経営3・日南振徳高)を中心に攻撃を仕掛け、第1セット目を先取した。しかし、続く第2セットは激しい攻防戦の末、相手の強力なアタックとトス回しが決め手となり、セットを落としてしまう。これにより流れが悪くなりかけた専大だが、塚田国光(法2・船橋二高)のサーブ、井出脩斗(経済4・聖隷クリストファー高)のつなぎを中心とした粘りのあるバレーでリードすると、そのまま逃げ切り第3・第4セットを獲得、3-1で勝利した。

▲試合に向けて円陣を組むメンバー



第1セットスターティングメンバー



OH:#7甲斐、#11堀内



MB:#2堺、#17新居



OP:#19塚田



S:#5井出



L:#13水野



第1セットでは専大のアタックと東海大のブロックの激しい攻防戦が繰り広げられ、序盤から中盤にかけて接戦であった。しかし塚田のサーブでブレイクし、流れを専大に持ちこむと、甲斐の打点を生かしたアタックをはじめ、アタッカー陣の積極的な攻撃が光り、そのまま逃げ切る形で今リーグ初セットである第1セットを25―19で獲得した。

▲サーブを打つ塚田


続く第2セットではセットを通して接戦が繰り広げられた。専大はこれに対しレフト甲斐を中心とした攻撃態勢を展開、試合を進めた。しかし、相手のレフト選手の得意コースであるクロススパイクを防ぎきれず、流れを切りたい専大はタイムをとるなど対策を講じたが、終盤で東海大にリードを許すとそのままセットを23-25で落とした。

▲スパイクを打つ甲斐


第2セットの流れを切りたい第3セットでは専大は立ち上がりに東海大にサーブで崩されリードを許し、苦しい展開でセットがスタートした。しかし、タイムアウト後にチームの雰囲気を切り替え、打力を生かした攻撃と井出の正確なつなぎや、トス回しが光り、順当に点数を重ね逆転。相手の攻撃に苦しめられながらも25-21でセットを獲得した。


▲セットアップする井出


第4セットではこの試合を通して相手の強力な得点源であったレフトからクロスに対するブロックが有効に機能。さらにレシーブの粘りを見せ、相手にリードを許すことなく25-23でセットを終え、3-1と初戦を白星でスタートさせた。

▲点が決まり喜ぶ選手たち


試合後、井出は「大事なリーグの1試合目に勝利できてうれしい」と試合を振り返った。また、春季リーグと比較して「春季リーグの第1戦目も今回の秋季リーグと同様に対戦相手が東海大であったが、その際は気持ちに焦りが出てしまっていた。今回はそこから持ち直して戦うことができた」とした一方で「まだ攻撃の面でレフトだよりになっている面もある。今リーグを通じてアタッカーとの信頼関係を強め、強気なトス回しができるように改善していきたい」と改善点を挙げた。サーブで躍動した塚田は「相手が攻撃につなげにくいサーブをミスなく打つことを意識した。それが結果として得点につながったと感じる」と振り返った。最後に次戦の早大戦について井出は「春季リーグではセッターのツーアタック攻撃に翻弄されてしまった。専大の強みである打力を生かしつつ、つなぎの面でフォローしていきたい」と意気込みを語った。

▲試合後に記念撮影をする選手たち


文=遠藤沙来(国際コミュ1)

写真=山中美琴(文2)