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〈令和６年度秋季・関東学生卓球リーグ戦 ９月10日＝港区スポーツセンター〉
秋季リーグ第３戦は東洋大と対戦。相手チームに１セットも渡さず４―０で快勝した。第４戦は７月のインカレで敗戦した筑波大と対戦。試合の鍵となるダブルスは敗れるも、その後の首藤成美（文１・希望が丘高）の勝利によりチームの流れが変わり、４―３で逆転勝ちした。
▲筑波大戦、シングルスでチームに弾みをつけた首藤
第３戦の東洋大に危なげなく勝利した専大は、因縁の筑波大と対戦。序盤のシングルスでは、村松愛菜（文１・富田高）が筑波大の上澤茉央選手と対戦した。勝ちが予想された試合であったが、相手のタイムアウトから連続失点し、セットカウント２―３で敗れた。
▲厳しい展開に追い込まれたダブルス（左）首藤と（右）出澤
１−２ビハインドで迎えたダブルスでは、出澤杏佳（文４・大成女子高）・首藤ペアが出場。相手の左右に揺さぶる攻撃に対応できず、ストレートで敗戦した。ダブルスでの敗戦について、加藤充生樹監督は「今まで一度も（ダブルスでは）負けたことのない相手であったため、（負けてしまったことは）予想外」と悔しさを滲ませた。出澤は「戦術が上手く機能していない」とダブルスでの不安を漏らした。「明日までにしっかり話し合い、戦術面での調整をする」と早大戦を見据えた。
▲リーグ戦４連勝をした専大女子卓球部員たち
ダブルスで敗戦を喫した首藤であったがシングルスでは調子を取り戻した。１、２セット目を危なげなく連取し、その後１セット取られるも調子を崩すことなく３−１で勝利。首藤の勝利により勢いのついた専大は、続く出澤、立川朋花（文３・進徳女子高）も相手に隙を与えず逆転勝利を収めた。
次戦は、難敵の早大。加藤監督は「今日の厳しい戦いを乗り越えることができたので、明日の試合も乗り越えたい」と勝ち切る覚悟を示した。主将の出澤は「（早大には）春のシングルスで負けてしまったので、明日はしっかりと勝ちたい」と語り、自分の勝利でチームに勢いをつける強気な姿勢が伺えた。
日本一の夢を絶たれた相手に雪辱を果たした専大は、より一層チーム力を強め一丸となって早大戦に挑む。
文＝中島胡春（ネット２）、写真＝髙橋奈月（文２）、中島
