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〈第100回関東大学バスケットボールリーグ戦=8月31日 日体大世田谷キャンパス 専大61ー81日大〉
リーグ戦2勝1敗の専大は第4節で日大と対戦した。序盤から相手の激しいディフェンスに対してターンオーバーを連発してしまい、なかなか得点を挙げることができなかった。悪い流れを断ち切ることができずに前半を26-41で折り返す。第3Qになると主将の市場脩斗(文4・市立船橋高)を中心に得点を重ねるも大きく差を詰めることはできずに試合終了となった。
▲選手を集め指示を出す佐々木優一監督
第1Qから専大の得点は思うように伸びなかった。序盤から上村大佐(商4・能代工業高)が連続して3ポイントを決め、試合の入りこそ良い流れが来るかと思われた。しかし、その後専大のターンオーバーなどから相手に連続して15得点を挙げられ、一気に突き放される。第2Qになってタイムアウトを2回使うも、相手のペースを断ち切ることはできなかった。
▲3ポイントを放つ上村
前半の結果について淺野ケニー(経済4・洛南高)は「自分たちのターンオーバーがとても多かった。公式のスタッツだと13だが、多分もっとしていると思うくらい簡単なミスが多く、まずそもそもオフェンスに持っていけなかったことが得点が伸びなかった要因だと思う。ハーフコートに入って落ち着いて自分たちのバスケットをすれば相手のオフェンスの時間も減るはず。もう少し普通にバスケットがしたかった」と悔しさを滲ませた。
▲リバウンドを争う淺野
第3Qになるとボールがよく回り、オフェンスが機能し始めた。市場や浅野、介川アンソニー翔(商2・開志国際高)を中心に、積極的なリングへのアタックから得点を重ねる。介川のスクリーンから市場が3ポイントを決めると、15点あった点差は6点差まで縮まった。このまま専大のペースが続くかと思われたが、第4Qになるとオフェンスは再び陰りが見え、さらに相手の猛攻に対して我慢することができず、20点差の敗北となった。
試合を振り返って主将の市場は、「リバウンドの部分では勝っていたが、相手のファストブレイク(速攻)や自分たちのミスからの相手の3ポイントなど、自分たちのしょうもないミスを多くしてしまった。ハーフタイムでは自分たちのオフェンスをもう一回見直して、3Qの入りを大切にできていたが、自分たちが追い上げている時にディフェンスのミスから相手の3ポイントが入ってしまって、差を縮めることができなかった」と反省を口にした。
▲フローターを放つ市場。チーム最多の16点を挙げた
佐々木優一監督は「絶対に負けられないという気持ちをディフェンスに込めてやろうと話をしていた。リバウンドに関しては果敢に飛び込むなど、気迫がこもっていたが、ディフェンスの部分で崩されてしまった。逆に相手のディフェンスの気迫が激しく、それを受けて自分たちが受け身になり、自分たちのオフェンスが滞る悪循環が生まれた。ゲームプラン云々の前に一人ひとりがどれだけ気迫を持って一回一回のディフェンスに取り組み40分間やり続けるかというところが重要だと思った」と選手たちに奮起を期待する。「次は絶対に負けられない大事なゲームになる。選手自身が危機感とディフェンスとリバウンドの部分で負けられない気持ちを強く持つことが重要。その中でいいリズムから自分たちのバスケットをして白星に繋げることが自分たちが今できることだと思う」と次戦への覚悟を語った。
文・写真=君嶋悠樹(経済1)