専大スポーツ編集部

　５月１０日、日本武道館で関東学生剣道選手権大会が行われた。専大からは９名が出場し、岡本怜（３・福岡第一高）と鈴木雄大（３・九州学院高）が今大会の好成績により、７月の全日本選手権への出場権を得た。

　シードに組み込まれた岡本は４回戦を突破すると、ベスト３２では筑波大・西村と対戦。立ち上がりに一本を取られながらも静かに反撃を待つと、ブザーと同時に面を決める粘りを見せた。最後は二本負けを喫したが、果敢に一本を取りに行く姿勢が好勝負につながった。

　一方の鈴木は４回戦で敗れたものの、敗者復活戦で見事に勝利し、全日本出場が決まった。緊迫した展開だったが、試合終盤で奪った一本を守り切った。

以下は選手のコメント

岡本選手

「思い切って前に出る自分の剣道ができたからこの結果につながったと思う。全日本でも自分の剣道を心がけたい」

鈴木選手

「敗者復活戦の相手とは前日に練習試合をしていて、お互い手の内を知っていた。だから相手よりも前に出ることを意識した。４回戦で負けていたので、気持ちを切り替えて先に攻めようと思った。全日本は挑戦者の気持ちで臨みたい」

《試合結果》

嶌津貴之（４・安房高）→１回戦敗退

高橋真和（３・札幌第一高）→１回戦敗退

松本諭（４・横浜商科大高）→２回戦敗退

鶴海雄斗（２・西大寺高）→２回戦敗退

元吉将弥（２・安房高）→２回戦敗退

庄司祐也（３・安房高）→３回戦敗退

山本貴之（１・福岡舞鶴高）→３回戦敗退

鈴木雄大→４回戦敗退→敗者復活戦で勝利【全日本出場】

岡本怜→５回戦敗退【全日本出場】

（山中克浩・経済２）