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〈春季オープン戦=6月29日 東海大G 専大A42-40東海大〉
対戦相手は関東リーグ1部6連覇の東海大学。前半7分FB新野翼(経済4・石見智翠館高)が先制トライ。その後も安定した攻撃力で相手を攻め28-14で前半を終える。後半は互いに取り合う展開となり、後半36分には42ー40の2点差まで詰められる。しかし最後まで集中を切らさずこの激戦を逃げ切りそのままノーサイド。強豪東海大に勝利した。
▲勝利した選手たち
前半7分、フェイントで相手を次々と抜き去りサイドを駆け上がった新野がトライをあげて先制する。その後も攻撃が途切れることなくトライを重ね、21-7と点差を離す。前半36分、東海大に7点を追加されるも、前半終了間際に新野が再びトライして28-14の大幅リードで前半を折り返した。石倉俊二監督が「ノーペナルティを普段からチーム全体で常に意識して練習している。前半戦はほとんどペナルティをとられなかった。その点に関して先週の明治との試合からレベルアップしている」と話すように、前半戦は果敢に攻めながらもミスがなく安定した戦いを見せた。
▲前半7分、新野のトライ
▲前半10分、トライを決める平野
しかし後半序盤、東海大に連続トライを奪われ同点まで追いつかれる。後半12分に新野の3度目のトライで再びリードする展開が続くも後半36分、モールから再びトライを許し2点差まで詰められる。しかしこの日の専大はここで崩れなかった。残り4分間を全員で声を掛け合い、徹底した守備を見せた。そのまま耐え抜いて42-40でノーサイド。石倉監督は「抑えられるはずの部分もたしかにあったが、2点差でも最後の最後に勝ち切れたことは非常に評価が高い」と振り返る。春季オープン戦最終日にして1部王者相手に見事勝利を収めた。
▲新野はこの試合中、全てのコンバージョンキックを決めた
▲最後まで2点差を守り抜く選手たち
試合を終えて、石倉監督は「気持ちが入った良い試合だったと思う。キャプテンも出ている東海大にしっかりと勝負が出来たことに我々としては自信を持ちたい」とこの試合に満足感をあらわにした。
5月のドイツ遠征にて男子SDSに選出され、今回の試合でも活躍を見せた新野は「夏の合宿を乗り切って1部復帰を目標に全員で切磋琢磨していければと思う」と夏に向けての意気込みを語った。
▲インタビューを受ける石倉監督
▲春のオープン戦は今試合で終了。この夏を乗り越え、念願の1部昇格を目指す。
文=田畑杏樹(文1)
写真=君嶋悠樹(経済1)