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2024.06.24
サッカー

【サッカー部】“宿敵”神大に3失点 8強進出ならず

「アミノバイタル®︎」カップ2024 第13回関東大学サッカートーナメント大会


4回戦 VS神奈川大学体育会サッカー部


6月22日(土) 11:00Kickoff


@中央学院大学つくし野総合グラウンド(千葉県我孫子市)


専大 1–3 神大

得点者 専大 道白(P)

    神大 小林、藤田×2


 4回戦は神奈川大学と対戦し、1-3で敗れた。専大は一瞬の隙を突かれて先制を許したものの、前半29分に道白が自ら得たPKを決めて同点に追い付く。後半に入ると、攻勢を強めた相手にサイドから華麗に崩されて勝ち越しを許してしまう。さらにPKを与えて2点差に。終盤にはパワープレー気味に攻撃を展開するが、最後まで神大の堅い守備ブロックを崩せずに試合終了。残り2枠となった総理大臣杯出場権獲得を目指し、次戦は早稲田大学との順位決定戦に臨む。


▲今大会初得点を決めた道白


〈試合前情報〉

以下、スターティングメンバー(4-2-3-1)

GK 21 上林 真斗 (法2・昌平高)

DF 2 一丸 大地 (法4・東海学園高)

DF 5 松村 厳 (法4・松商学園高)

DF 3 平川 佳樹 (法2・流通経済大柏高)

DF 4 志村 ぼん (経済2・韮崎高)

MF 13 戸田 大翔 (商3・志木高) 後半26分 OUT

MF 8 藤井 瑛斗 (商4・大津高)

MF 11 仲本 隼翔 (経済3・松商学園高) 後半20分 OUT

MF 10 山下 晶大 (経営4・専大松戸高)

MF 29 道白 優斗 (文1・流通経済大柏高) 後半20分 OUT

FW 24 寺島 サフィール マイサラ (経済3・専大松戸高) 後半26分 OUT


途中出場

MF 31 松本 皐誠 (商3・東海学園高) 後半20分 IN

MF 22 橋本 燦 (ネット情報1・帝京長岡高) 後半20分 IN

MF 32 増田 幸弥 (商3・星槎国際高)後半26分 IN

MF 6 渡邊 弘和 (経済4・仙台育英高) 後半26分 IN


〈試合展開〉

 近年リーグ戦などでしのぎを削ってきた“宿敵”神奈川大学と対戦した専大は、立ち上がりから出足の良い守備でリズムを作る。前半11分に前線でボールをカットすると、戸田が持ち運んでペナルティアーク内からシュートを放つ。ここは相手にブロックされるも、こぼれ球を拾った山下が右足を振り抜く。しかし、再び相手に防がれてしまい、得点は奪えない。

▲前線からプレスを掛ける山下


 専大が良い流れをつかんでいたかに思われたが、神大に一瞬の隙を突かれてしまう。前半16分に後方からテンポ良くボールをつながれると、華麗に右サイドから崩されてしまい、先制点を献上。同点に追い付きたい専大は、前半29分に相手のパスミスに反応した仲本がヘディングで中央に折り返すと、ペナルティエリア内で道白がDFに倒されてPKを獲得する。「決めるだけだった」という道白は右足でゴール左下の隅へ冷静に流し込み、試合を振り出しに戻す。

▲ゴールを喜ぶ道白と山下

 その後は「上手くはまらなくて打開されるシーンが多かった」(道白)と思うように前線からの守備が機能せず、自陣に押し込まれる展開となる。前半35分には立て続けに左サイドを突破されてシュートを放たれるが、松村が体を張って守り抜き、1-1で試合を折り返す。


 後半に入っても攻めあぐねる時間が続く専大は、後半15分に右サイドから崩されてクロスを入れられると、相手に中央で巧みに合わせられて追加点を許してしまう。失点後は2試合連続得点中の松本と橋本をピッチに送り込むが、膠着した状況を打開するには至らない。

▲ゴールを狙う途中出場の松本

 後半32分に再び神大に右サイドを突破されると、志村がペナルティエリア内で相手を倒してPKを与えてしまう。このPKをしっかりと決められてリードを2点に広げられる。最終盤にはセンターバックの平川を最前線に配置し、パワープレーを仕掛けるが、最後まで相手の守備ブロックを崩せず、1-3で試合は終了した。

 主将の松村は「技術的に高い相手には、走力だったり、頭の部分で相手を上回らないと勝負にならないし、勝てない。そこは普段から言っているが、交代選手を含めて全然足らなかった」とチームの課題を指摘。30度に近い暑さや7日間で3試合目ということもあってチーム全体の運動量が上がり切らなかった。次戦は再び中2日で、総理大臣杯出場を目指し、早大との9~10位決定戦1日目に臨む。


試合後、インタビュー

道白優斗

試合を振り返って

「相手は全員上手くて。後ろからつないでくるとわかっていた。守備の仕方がいつもと異なり(プレスに)行くタイミングとか、どこではめようかというのをみんなで共有していたが、上手くはまらなくて打開されるシーンが多かった。前半はショートカウンターとか相手の陣地で優位に作れてチャンスも多かったが、仕留めきれないというのが自分達の課題。良い流れだったが、先制点を取られてしまってもったいないなと思ったゲームだった」


得点シーンを振り返って

「クロスが来るとはわかっていたので、上手く先に体を入れて倒され、PKを貰って決めるだけだった」


チームの課題は

「攻撃がこういう相手になってくると単調になりがちで、前にロングボールを入れてセカンドボールを拾うというのでも良いが、それだけになってしまっていて。蹴るだけでは上のレベルでは通用しないので、そこをもっと改善しないといけない」


次戦に向けての意気込み

「次の早大は今日よりも強い相手だと思う。負けたら終わりなので、先輩達のためにも全国(総理大臣杯)に出て勝ちたい」


松村厳

総理大臣杯出場が懸かりプレッシャーもあったか

「もちろんいつもとは違う相手だが、別に格上とかは思っていないし、俺らならやれると思って(試合に)入った。ちょっとしたミスや合わないところで、ゴールも取れないし、普段だったらやられてないかもしれないけど、そういう隙みたいなので失点してしまうということはもっと突き詰めないといけない」


体を張った守備も目立ったが

「そこは自分の仕事でもあるので、いつも通りにやっていた」


試合中、攻守の切り替えについて言葉を投げかけていたが

「技術的に高い相手には、そういう走力だったり、頭の部分で相手を上回らないと勝負にならないし、勝てない。そこは普段から言っているが、交代選手を含めて全然足らなかった」


次戦に向けての意気込み

「これだけ(試合に)出ていない部員も応援してくれている中で、キツイなんて言ってられない。本当にもう全国(総理大臣杯に)出るためにあとはやるだけ」


9~10位決定戦1日目は6月25日に中央学院大学グラウンドで早稲田大学と対戦する。


文=竹田一爽(文3)写真=君嶋悠樹(経済1)