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2024.06.20
サッカー

【サッカー部】寺島が1G1A 駒大に完勝で4回戦へ

「アミノバイタル®︎」カップ2024 第13回関東大学サッカートーナメント大会


3回戦 VS駒澤大学体育会サッカー部


6月19日(水) 15:00Kickoff


@スポーツ日大 アスレティックパーク稲城 サッカー場(東京都稲城市)


専大 2–0 駒大

得点者 寺島、松本


 3回戦は駒澤大学と対戦し、2-0で勝利した。専大は開始早々に寺島のヘディングシュートで幸先よく先制。その後は縦に速い攻撃を仕掛ける駒大に手を焼くが、主将の松村を中心に跳ね返して1-0で試合を折り返す。後半開始早々に相手が退場して数的優位に立つと、徐々に主導権を握る展開に。後半31分に途中出場の松本が追加点を奪うと、最後まで相手の攻撃をしのぎ切り、4回戦に駒を進めた。


▲歓喜に沸く専大イレブン


〈試合前情報〉

専大は2回戦で駿河台大学と対戦し、2-0で勝利した。

以下、スターティングメンバー(4-4-2)

GK 1 吉野 翼 (法3・佐野日大高)

DF 2 一丸 大地 (法4・東海学園高)

DF 5 松村 厳 (法4・松商学園高)

DF 3 平川 佳樹 (法2・流通経済大柏高)

DF 4 志村 ぼん (経済2・韮崎高)

MF 13 戸田 大翔 (商3・志木高)  後半47分 OUT

MF 14 棟方 豪郎 (経済4・昌平高) 後半18分 OUT

MF 11 仲本 隼翔 (経済3・松商学園高) 後半14分 OUT

MF 10 山下 晶大 (経営4・専大松戸高)

FW 29 道白 優斗 (文1・流通経済大柏高) 後半40分 OUT

FW 24 寺島 サフィール マイサラ (経済3・専大松戸高) 後半35分 OUT


途中出場

MF 31 松本 皐誠 (商3・東海学園高) 後半14分 IN

MF 8 藤井 瑛斗 (商4・大津高) 後半18分 IN

MF 18 山下 基成 (文2・大津高) 後半35分 IN

MF 32 増田 幸弥 (商3・星槎国際高)後半40分 IN

MF 20 岡田 海人 (法2・浜松開誠館高) 後半47分 IN


〈試合展開〉

 専大は、関東1部リーグに所属する駒大と対戦すると、試合開始早々に先手を取る。一丸が自陣から前線へボールを供給。山下晶が受けると、左サイドの敵陣中央から右足でペナルティエリア内にクロスを送る。ゴール前でフリーになっていた寺島が見事に頭で合わせてネットを揺らし、幸先よく先制する。寺島は「アキくん(山下晶)から良いクロスが上がってきて当てるだけだった」というヘディングシュートでAチーム公式戦初ゴールを挙げた。


▲先制点を喜ぶ寺島と道白


 その後は、伝統的に縦に速い攻撃を展開する駒大に押し込まれる時間が続くが、GKの吉野や松村といった守備陣が相手のロングボールを跳ね返していく。前半29分に流れるようなパスワークからチャンスを創出するが、ここは決め切れない。前半42分にはショートカウンターを発動。道白がボールを奪い、左サイドに流れていた寺島にパスを送ると、寺島はペナルティエリア左から左足を振り抜く。しかし、DFのブロックに遭って得点は奪えず、1-0で試合を折り返す。


▲吉野ら守備陣の粘り強さが目立った


 後半開始直後、棟方がハーフウェーライン付近から左足で右前方へパスを送ると、仲本が抜け出し、相手DFに倒される。このプレーが決定的な得点機会の阻止となり、相手DFにレッドカードが提示されて専大は数的優位となる。その後は暑さや過密日程の影響もあってかパスミスを連発してしまう場面もあったが、徐々に主導権を握る展開に。


▲このプレーで相手が退場


 後半31分にはCKの流れから寺島が左サイドからピンポイントクロスを送ると、途中出場の松本がヘディングシュートを放ち、追加点を奪う。「中で待っていたらサフィールが良いクロスを上げてくれたので、枠内に合わせるだけだった」(松本)という大きな追加点を得た専大は、最後まで相手の得点を許さずに2-0で試合終了。2カテゴリー上の駒大を破る金星を挙げた。4回戦は神奈川大学と対戦し、勝利すれば総理大臣杯出場が決定する。


▲豪快なヘディングシュートでネットを揺らした松本


〈PICK UP PLAYER〉

松本皐誠

戻ってきた“スピードスター” 『次も自分の得点で勝たせたい』

 頼りになる快速アタッカーが戻ってきた。昨季は6得点を記録するなど主力を担っていた松本。しかし、今季は怪我やコンディション不良もあって開幕から欠場が続いていた。そうした中で、「今年はAチームでプレーする時間も短くて。シーズン始まっても怪我が治ってなかったのでリーグ戦に出られず、すごく悔しい思いをしていた」と胸の内を明かした。

 それでも、アミノ杯2回戦の駿河台大戦で今季公式戦初出場を果たすと、いきなり得点をマーク。途中出場ながら『絶対に点を取る』という強い想いが実を結んだ。関東1部に所属する駒大との重要な1戦でも後半14分から右サイドハーフで出場し、随所で持ち味を発揮。後半31分には左サイドからのクロスに頭で合わせて追加点を決め、チームの勝利に大きく貢献した。2試合連続での得点となったが、「プレー面ではまだ動けていなかったり、自分の武器であるスピードを出し切れていないので、まだ万全ではない。ゴールという最低限の結果を残せた」とプレー面の更なる向上を目指す。

 今季の目標として昨季まで専大に所属した村上千歩選手(令6・商卒/ヴァンフォーレ甲府所属)越えを掲げる松本。村上選手は昨季アミノ杯で得点王に輝いており、「やっぱりアミノ杯の結果でも千歩くんを超えたい」と意識する。次戦の神大戦に勝利すると、全国大会である総理大臣杯の出場も決まる。「神大は自分が1年生の頃から県リーグや参入戦、関東3部リーグなどいろいろなところで戦ってきた。大事な場面で(神大に)勝ち切れなくて今の自分達があると思う。このアミノ杯では自分達が神大を倒して全国(総理大臣杯出場)を決めたい」と強い覚悟でしのぎを削ってきた宿敵に挑む。

 3年生アタッカーは「自分の得点王もだが、まずは全国(大会)にチームが出られるように次も自分の得点で勝たせたい」とゴールを誓った。


寺島サフィールマイサラ

得点シーンを振り返って

「立ち上がりで、アキくん(山下晶)から良いクロスが上がってきて当てるだけだった。決め切れて良かった」


今季初ゴールの心境は

「共栄大戦は9点入って自分はフォワード、スタメンで決められなかったので、やっと決められてホッとしている」


求められていた役割は

「相手のやってくることはシンプルで。デカいセンターバックと戦うことが今日のタスクだったと思うので、しっかりこなせた」


次戦に向けて一言

「次は神大で因縁の相手でもあるので、やっぱり勝ち切りたい」


4回戦は6月22日に中央学院大学グラウンドで神奈川大学と対戦する。


文=竹田一爽(文3)写真=藤林利英(文1)