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2024.06.11
相撲

【相撲部】Bクラス3位 Aクラス予選進出も格上3校に完敗

〈第103回 東日本学生相撲選手権大会 6月9日 =両国国技館〉


専大は9日、上半期の中では大一番となる大会に出場。団体・個人ともにAクラスでの好結果を目指したが、厚い壁に跳ね返されることとなった。

▲団体戦での敗戦に悔しさを見せる選手たち


○団体戦 Bクラス 3位

     Aクラス 予選敗退 決勝トーナメント進出ならず

専大布陣 先鋒:アリユンエルデネ・スフバット(商4・鳥取城北高)

           二陣:小林海偉(法4・日体大柏高)

     中堅:小坂憲史(商3・鳥取城北高)

     副将:鈴木覇都(経営2・明大付属中野高)

     大将:林田泰嘉(経営4・日体大柏高)


 Aクラス予選出場を懸けて挑んだBクラストーナメント。初戦の國學院大には危なげなく5勝0敗で白星スタートを切った。続く準決勝の駒大戦は一進一退の戦いを繰り広げ、大将戦に勝負がもつれるも惜敗して2勝3敗となった。この結果専大はBクラストーナメントを3位で終え、Aクラス予選進出を果たした。

▲土俵入りをするスフバット

 Aクラス予選の大将は個人戦で調子を上げた 新阜琳太郎(商2・鳥取城北高)を抜擢。スフバットを中心とした粘り強い試合展開に、Aクラストーナメント進出が期待されたが3連敗を喫した。チームの要となるスフバットが1つも白星を挙げられず、厳しい試合展開に。試合を振り返り、「今日は調子が悪かった。4年生という立場で自分が勝たなければならないという負担があり、そのプレッシャーが納得のいかない試合結果につながった」と語り、前日はなかなか寝付けないほどの重圧を感じていたと明かした。

▲この日は個人戦でも初戦敗退と調子が上がらず。主戦の重圧から厳しい戦いとなった


 苦しい戦いの中、Aクラス予選で唯一3戦2勝の白星を上げた二陣の小林は「予選は一点が重要となる。調子の上がらないスフバットの代わりに、自分が一点を取るという気持ちで試合に臨んだ」と試合を振り返った。

▲Aクラス予選で唯一白星を上げた小林




○個人戦 Aクラストーナメント進出選手

アリユンエルデネ・スフバット(商4・鳥取城北高) 初戦敗退

鈴木覇都(経営2・明大付属中野高) 初戦敗退

新阜琳太郎(商2・鳥取城北高) 初戦敗退


 専大からはBCクラストーナメントに5人の選手が出場。スフバット、鈴木、新阜の3選手がAクラストーナメントに駒を進めるも全員初戦敗退で大会を終えた。試合を振り返り自身初のAクラストーナメント進出を果たした新阜は「軽量級の自分でも大柄な選手に勝てるように立ち合いを研究してきた。研究の成果がAクラストーナメント進出につながった」と手応えを実感。BCクラストーナメント突破も自身の中で驚きだったといい、駒大の河本選手に勝ったことを挙げた。同期であり高校時代は勝てなかった河本選手を下し、「(Aクラストーナメントに進出することができて)嬉しかった」と日々の稽古の成果を結果につなげてみせた。次の東日本学生相撲個人体重別選手権大会で全国大会への切符を得られるように調整を進めると言う。

▲初のAクラストーナメント進出を果たした新阜

 指揮を執った蒲田勝太監督は「みんな頑張ったが噛み合わず力を出しきれなかった」と試合全体を総括。今大会の反省を踏まえ「部員全員が出場する(来月の)東日本学生相撲個人体重別選手権大会に向けて部員一丸となり、準備をしていく」と語った。


 悔しい結果に終わるも、チームは次戦を見据えて雰囲気は良好。個人の大会となる来月の東日本学生相撲個人体重別選手権大会に向け各々が再び稽古に精を出す。



文=中島胡春(ネット2)、写真=河上明来海(文4)