News

最新ニュース


2024.05.04
バスケ

【男子バスケ部】苦しい時間耐え、準決勝進出

〈第73回関東大学バスケットボール選手権大会=5月3日 代々木 専大82ー66早大〉


 ▲ダンクで魅せるジョベ 


 筑波戦で第一の山場を乗り越えた専大は、早大と対戦した。序盤から相手の強固なディフェンスに苦戦を強いられミスを連発する。しかし、中盤になると粘りのあるディフェンスやジョベモハメド(商2・高知中央高)と介川アンソニー翔(商2・開志国際高)の得点を中心に点差を広げ、82-66でゲームを制した。


 第2Qに入ると、いきなりターンオーバーが続き3連続で得点を決められてしまう。タイムアウトで流れを変えようと試みるが、相手の勢いに飲み込まれ一時追う展開となった。主将の市場場斗(文4・市立船橋高)は「前半は焦ってしまって自分たちのやりたいことができなかった」と振り返った。

▲市場はジョベに続く16得点でチームを引っ張った。

 

 しかし、中盤以降ジョベは攻守ともにチームを引っ張り、チームハイの24得点と14リバウンドを挙げた。「優勝したいから点を決めなきゃいけない」と昨年の悔しさを糧に挑んでいた。また、ベンチからジョベに「冷静に!冷静に!」との声が上がった。「昨日(筑波大戦)はクールにできなかったけど、今日は声を掛けてくれたから上手くできた」と監督や仲間への感謝を述べた。

 ▲冷静にボールを沈める。


 13得点を決めた介川は「筑波戦では集中できた分、今日は気持ちが緩んでしまったが、相手(の身長)が小ちゃいのでなるべくインサイドで攻めようという意識でやっていた」と話した。

 

▲介川は13得点7リバウンドの活躍を見せた。


 佐々木優一監督は「入りは自分たちのリズムでいけたので良かったが、チームチェンジをしていく中でリズムが崩れてしまった時間があった。苦しい時間帯があったことは反省しなければいけない」と話す一方で、「苦しい時間を我慢しきって自分たちがやるべきことをブラさせずにチームとして戦えたのは良かった」と選手を讃えた。

 ▲試合終了後に笑顔でガッツポーズをするジョベ。


 次戦の相手は優勝候補を倒し勢いに乗る山梨学院大。準決勝を勝ち抜き、2年ぶりの王座奪還を目指す。


文、写真=高野葵葉(文2)