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2024.03.10
サッカー

【サッカー部】天皇杯予選 奮闘も退場者響き桐蔭大に敗れる

第29回 神奈川県サッカー選手権大会 兼 天皇杯 JFA 第104回 全日本サッカー選手権大会・神奈川県代表決定戦


2回戦 VS桐蔭横浜大学サッカー部(関東大学1部)


3月10日(日) 12:30Kickoff


@神奈川県サッカー協会フットボールセンター(横浜市泉区)


専大 1–2 桐蔭大

得点者 専大 山本

   桐蔭大 渡邊、落合


1回戦からのスタメン変更はなし

以下、スターティングメンバー(4-2-3-1)

GK 1 上林 真斗 (法2・昌平高)

DF 2 一丸 大地 (法4・東海学園高)

DF 5 松村 厳 (法4・松商学園高)

DF 23 ラングフォード 海渡 (文2・札幌創成高)

DF 4 志村 ぼん (経済2・韮崎高)

MF 6 渡邊 弘和 (経済4・仙台育英高) 後半28分 OUT

MF 13 戸田 大翔 (商3・志木高)

MF 11 山本 隼大 (経済4・名古屋高) 後半44分 OUT

MF 18 仲本 隼翔 (経済3・松商学園高) 後半11分 OUT

MF 10 山下 晶大 (経営4・専大松戸高)

FW 9 情野 依吹 (経営4・日大山形高)


途中出場

MF 19 山下 基成 (文2・大津高) 後半11分 IN

DF 25 佐藤 柚太 (経営1・白根高) 後半28分 IN

MF 18 田上 亜璃 (商2・志木高) 後半44分 IN


〈試合展開〉

 専大は、一昨年のインカレ覇者である桐蔭横浜大学と2回戦で対戦。序盤は互いの陣地を行き来する展開が続く。思うようにリズムをつかめない専大は、前半22分に山本がドリブルで中央を突破すると、自らシュートを放ってネットを揺らす。しかし、オフサイドの判定が下って得点には至らない。


▲ドリブル突破でチャンスを創出した山本


 前半29分には流れるようなパスワークで相手を翻弄すると、情野からのパスを受けた一丸が右サイドからクロスを供給。だが、相手GKに防がれてしまう。すると、その3分後には専大にピンチが訪れる。カウンターから桐蔭大にミドルシュートを放たれると、上林が好セーブを見せる。そのこぼれ球を相手に拾われて再びミドルシュートを打たれるが、ここは枠の左に外れて難を逃れる。その後は、セットプレーからチャンスを作られるも、山本が「守備陣が集中してくれていた」と語るように上林を中心に防ぎ、スコアレスで試合を折り返す。


▲新守護神の上林


 後半立ち上がりに右サイドで桐蔭大にFKを与えると、ファーサイドに流れたボールを拾われて左サイドからグラウンダー性のクロスを入れられてしまう。最後は中央で相手に流し込まれて先制を許す。前半から再三狙われていたセットプレーの形から先制点を献上してしまった。


▲失点後の様子


 1点ビハインドとなった専大は仲本に代えて山下基を投入。後半22分には、山下晶がドリブルで2、3人を交わしてミドルシュートを放つも、相手にブロックされてしまう。反撃に転じたい専大だったが、後半23分に数的不利になってしまう。すでに軽率なプレーで警告を受けていたラングフォードが相手を倒してしまい、2枚目のイエローカードを提示されて退場となる。専大は右サイドバックを務めていた一丸がセンターバックに移って急場をしのぐ。


▲新たに背番号『10』を背負う山下晶


 10人となった専大だが、後半26分には山下晶のパスに山本が抜け出すと、そのまま右足でシュートを放つ。山本は冷静にゴール右隅に流し込んで同点とする。その4分後に左CKを得ると、戸田がアウトスイングのボールを蹴り込む。ゴール前で混戦となり、山下基が右足を振り抜くも、DFに阻まれてしまい、ネットは揺らせない。


▲得点を決めてベンチに駆け寄る山本

▲ゴールに迫る山下基


 一人少ないながら奮闘していた専大だが、後半42分に桐蔭大にワンタッチパスをつながれて左サイドを崩される。そのままクロスを上げられると、中央で合わせられて失点を喫してしまう。最後まで相手ゴールに迫ったが、1-2で試合終了。J3リーグを戦うYSCC横浜が待つ準決勝に駒を進めることはできなかった。


▲ヴァンフォーレ甲府の育成組織出身の佐藤。新入生にも期待がかかる


試合後、コメント

山本 隼大

試合を振り返って

「前半は、相手のロングボールに苦しんでいましたが、守備陣が集中してくれていたと思います。後半は、押し込まれる展開が続いた中で、前線でもっとタメを作ってチームを楽にしてあげたかったです。1人少なくなった時に、もっと全員で声を出して集中することが出来れば良かったです」


得点シーンを振り返って

「中央からパスが来て、相手の右サイドバックにパスカットされてしまったけど、すぐに志村が奪い返してくれた。自分がフリーになったのを山下晶が見逃さず、パスを出してくれたので、流し込むだけでした」


関東リーグ開幕に向けて

「まだ時間があるので、チームとしても個人としてもレベルアップをして良い状態で臨めるように練習から取り組んでいきます。去年の参入戦では、悔しい思いをしたので、今年は必ず優勝して2部にあげたいです」


文・写真=竹田一爽(文2)