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<川崎国際EKIDEN2023=12月10日 多摩川河川敷 7区間42.195㎞>
4年生が有終の美を飾った。12月10日に行われた川崎国際EKIDENの7Pフル駅伝 学生・一般の部に4年生の連合チームが出場し、2時間7分56秒の大会新記録で優勝を飾った。箱根駅伝出場が閉ざされ、4年生のラストレースとなった今大会で力を見せつけた。
▲フィニッシュテープを切る中山
中山敦貴(経営4・湘南工大附)が両手を上げ、フィニッシュテープに一番乗りで飛び込んだ。最終7区への襷渡しの時点で2位とは11秒差。中山は今季培ったロードレースの力を存分に発揮し、後続との差を54秒に広げる走りで優勝を決めた。
▲7区5キロを15分13秒の区間賞の走りで後続を突き放した
苦楽を共にしたチームメイトと襷を繋いだ。
42.195キロを7名のランナーで繋ぐ今大会。最長の1区10キロを任されたのは先日の日体大記録会で10000mの自己記録を大幅に更新した山城弘弐(経営4・コザ)。先頭とは差をつけられたが30分24秒、区間6位でまとめた。2区3キロは水谷勇登(経営4・敦賀気比)が8分35秒の区間新記録で順位を3つ押し上げた。ともに8.0975キロの3、4区には粟江倫太郎(経営4・三浦学苑)と専大OBの岩間暁さん(令4卒・専大松戸)が登場。首位を独走する昨年の覇者「清里100%」を追いかける展開の中、首位のコースミスにより争うことなくトップに躍り出た。
▲「市民駅伝最高峰」を銘打つ今大会は、100チーム以上が参加した
▲スタートから約2キロ地点。先頭集団につく山城(写真右)
▲久々のレースとなった水谷は区間新で力を見せた
▲3区粟江から4区OB岩間さんへの襷リレー
▲岩間さんは箱根駅伝第98回大会で8区を走った箱根ランナー。現在は教員をしながら市民ランナーとして、大学時代の自分を超えることを目標にしている。田島洸樹 (経営4・学法石川)の代打として急遽チームに加わったが区間2番の走りで貫録を見せた。
5区以降は危なげなく首位を守った。5区3キロ、山村啓仁(経済4・藤沢翔陵)は2位との争いを秒差で制し、6区5キロを任された野下稜平(経済4・鳥栖工業)が区間賞の走りでアンカー中山につないだ。
▲5区山村から6区野下への襷リレー
▲6区野下
昨年までの大会記録2時間8分37秒を41秒更新し、他の優勝候補を蹴散らした。レース後は4年間過ごした仲間と最後の喜びに浸った。
▲表彰式の様子
▲長谷川淳監督(左)も思わぬ優勝に笑顔が飛び出た
これで4年生は正式に引退となる。箱根出場から遠ざかっていた専大に進学し、1年時に7年ぶりの予選会突破。3大会連続出場に大きく貢献した学年だった。節目の第100回大会。その襷を繋ぐことはできなかったが想いは後輩へと受け継がれ、それぞれが新たな道へはばたく。
▲選手から主務の田島くるみ(人間科4・専大附)に花束が贈られた
文・写真=相川直輝(文4)