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2023.12.08
バスケ

【女子バスケ部】後半20分を耐え抜く 2回戦へと駒を進める

〈第75回全日本大学バスケットボール選手権(インカレ)=12月6日エスフォルタ八王子 専大92ー68福岡大〉


 4年生最後の大会となる全日本大学バスケットボール選手権(インカレ)が始まった。専大は初戦でグループリーグから勝ち上がった福岡大と対戦。前半は専大のペースで試合を展開し相手を引き離す。後半は自分たちのミスから相手にペースを握られる苦しい展開が続いた。しかし、コート内でのコミュニケーションや自分たちの役割をしっかりとやり切り、後半20分を耐え、初戦を勝利で終えた。

▲この日チーム1番の得点をあげた瀬川



 試合前半の20分は専大のペースだった。特に第2Qでは近藤萌(文4・湯沢翔北)と瀬川怜奈(経営2・開始国際)を中心に攻撃で更にリズムを作り相手を引き離した。攻撃で流れに乗った専大はディフェンスでもその流れが影響した。相手に気持ちよくシュートを打たせず、リバウンドも制しペースを更に加速させた。第2Q終盤相手のゾーンに対し一時苦しむも踏ん張り、最後には林望愛(文2・桐生)がブザーブートを沈め前半を50ー25で終えた。

▲前半は近藤の3Pが光った

▲ブザービーターに盛り上がるベンチ


 後半はミスが目立ち苦しんだ。第3Qでは第2Qまで冴えていた3Pをなかなか決めることができなかったが、中盤には苦し紛れにフリースローで得点を重ねたが、後半になるにつれてファンブルやパスミスが目立った。第3Qの得点は22ー22と同点であるが前半の勢いは福岡大に封じ込められた。


 第4Qでは 第3Qで見られたミスに加えてファールでの失点も多々。序盤からパスカットからの失点やリバウンドがなかなか取れず、第3Qの流れを断ち切れず試合が進んだ。中盤からは専大側のファールが増え、相手にフリースローでの連続失点も増えた。苦しい展開が続く中でも選手間でのコミュニケーションをしっかり取るという長南真由美ヘッドコーチの指示のもと点数を着実に重ね勝利した。

▲後半は自分たちのミスに苦しんだ

▲試合後の選手


 試合を振り返って長南HCは「選手たちが自分たちのペースに持っていってくれたので良かった。コートの中で話すことが課題でそれがちょっと足りなかった」と後半の苦しい展開の要因を話した。また、次戦については「チャンスはあると思うので、今までやってきたことを出せるように頑張りたい」と勝利へのチャンスを話した。

近藤は「(シュートを)打てるところで打ちきることができた。シュートを打ちきることが大事だとおもった」と前半の流れの良さについて振り返った。後半の展開については「ミスが多かったので集中しようという声掛けがあった。あとは、(シュートを)打ちきるところで打ちきれないミスをなくそうという声掛けもあった」と苦しい中でのチームの状態と試合の反省を語った。次戦については「明日もすごい大事なので今日の反省もしつつ、自分たちのバスケをできるように頑張りたい」と話した。

瀬川は「前半は自分たちのバスケができたが後半流れがちになってしまったのは課題だと思います」と1試合通した反省を話した。また、苦しかった展開の時については「どんなに雰囲気が悪くても自分はリバウンドに飛び込むのと、後輩なんですけど先輩たちに声掛けにいくようにした」と自分の役割を語った。次戦について聞くと「今日出た課題を改善して勝利をつかめるように頑張りたい」と近藤同様課題の改善を話した。


文=山中美琴(文1)

写真=相川直輝(文4)