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〈2023年度全日本バレーボール大学男子選手権大会1回戦 対京産大=11月28日 エスフォルタ八王子 専大3ー0京産大〉
4年生最後の戦いとなる全日本インカレが開幕、初戦は関西1部の京都産業大学と対戦。試合は終始専大がペースを握る展開となった。試合開始直後から甲斐優斗(経営2・日南振徳)のサーブでリードを作ると第2セットまで流れを完全に渡すことなく終えた。第3セットでは中盤相手のサーブで点差を縮められる場面もあったが1度もリードを渡すことなくセットを取り、この試合ストレートで勝利し昨年1回戦負けという雪辱を晴らし2回戦へと駒を進めた。
▲この日、甲斐兄弟のプレー1つ1つは観客を圧倒した
第1セットスターティングメンバー
OH:#12竹内、#15甲斐優
MB:#2バーナード、#9堺
OP:#1甲斐孝
S:#13井出
L:#21水野
第1、2セットは出だしの甲斐優のサーブから流れを一切渡すことなく試合を進めた。その要因としてはサーブと繋ぎがあげられる。効果的なサーブを多く打ち相手からチャンスボールを貰いブレイクする場面が多くみられた。第2セットまでを通じて何度かラリーが続く場面があったが、Lの水野永登(商2・岡谷工)が光った。連続レシーブなど幾度となくチームのピンチを救った。また、プレー中の声掛けがよく聞こえ、連携ミスなどがほとんど起きなかった。 秋季リーグであげられた守備の強化という課題が今回改善されているように見えた。
▲ネット際のボールも簡単に落とすことはなかった
▲レシーブをする水野
第3セットでは後がない京産大に苦しめられる展開があった。セットの中盤に相手サーブが連続して続き流れが相手にいきかけた。しかし、この場面の嫌な流れを断ち切ったのは竹内慶多(経済3・啓新)であった。秋季リーグではケガの影響でLとして出場していたこともありレシーブ面での安定さを見せた。それだけではなく攻撃面でもしっかりと流れを打ち消してくれる存在となり京産大から流れをすぐに取り返し第3セットも取りストレートで勝利。昨年の1回戦敗退という雪辱を晴らし2回戦へと駒を進めた。
▲サーブを打つ竹内
試合を振り返り甲斐孝太郎(文4・日南振徳)は「去年の1回戦負けがあるので。今日の試合はそこを超えられたので、出来としては良かった。対策がうまくはまった」と振り返り明日の筑波大戦については「明日が山場なんで。自分たちの持ってる120%を出さないと勝てない相手なので今日以上にしっかりやりたい」と意気込んだ。竹内は「すごい良い形で入れて雰囲気も良かった。(自分の)サーブやスパイクも良かった。明日はみんなで頑張って勝ちたい」と今日のチームの雰囲気と明日への思いを話した。2回戦の相手は同じ関東1部の筑波大で、今大会の山場となる。
▲得点し喜ぶ選手たち
文=山中美琴(文1)
写真=高橋奈月(文1) 、山中美琴(文1)