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9月6日、関東大学バスケットボールリーグ戦が代々木第二体育館にて行われ、専大は昨年リーグ戦9位で終わるも日体大との「死闘」入替戦を制した白鴎大と対戦した。試合は専大が#24田代、#6渡辺、#7國分を中心にオフェンス力でリードするが、ディフェンスではファールがかさみ接戦となる。最後の最後までもつれる展開となるが、フリースローを落ち着いて決め勝利し、開幕2連勝とした。
専大69(22-17、17-18、18-17、12-14)66白鴎大
スタメン
#11 秋山熙(経営2・東海大浦安高)
#6 渡辺竜之佑(経営3・福岡第一高)
#24 田代直希(商4・東海大浦安高)
#7 國分大輔(経営3・名古屋大谷高)
#32 野口夏来(経済1・福大大濠高)
第1ピリオド、序盤から点の取り合いとなる。オフェンスでは#11秋山から#32野口への合わせ、#7國分のミドル、#24田代のスリーなどで得点すも、相手に確率良く外角のシュートを決められるなどして点差は離れない。中盤、終盤になっても#6渡辺のリバウンドが光りリードするが、白鴎大#23イッサ(八王子高)にカウントプレーを決められるなどして波に乗り切れない。終了間近にキャプテン#12岩野侑太(商4・岡山商科大附高)の速攻が決まり5点リードの22ー17で終える。
第2ピリオド、このピリオドも序盤から点の取り合いとなり、リードを広げられない。#65佐々木健登(経済2・能代工高)がオフェンスリバウンドに飛び込みセカンドチャンスをものにするなどして存在感を示すも、ディフェンスでファールが重なり失点してしまう。4分には白鴎大#23イッサにフリースローを2本決められ、30-31と逆転されてしまう。しかし、直後に#65佐々木のミドル、#24田代のスティールからの速攻が決まり、相手に主導権を渡さない。終了間際には#11秋山がスリーを沈め、39-35とリードして前半を終える。
第3ピリオド、序盤から#24田代のスリー、#6渡辺のフリースロー、#11秋山から#6渡辺への合わせなとが決まり点差を離す。相手のミスにも助けられ徐々に突き離し、3分途中には54-44と二桁点差にする。しかし、その後はディフェンスでファールが増え、カウントプレーを決められるなどして点差を戻されてしまう。57-52とリードして最終ピリオドへ。
第4ピリオド、序盤からオフェンスが沈黙し、5分間無得点となってしまう。それでも、相手のシュートをきっちりチェックし、その間5点に抑える。3分には#7國分のミドル、フリースローで63-60の3点差にするも、残り36秒で相手にフリースローを決められ、64-64の同点とされてしまう。直後のプレーで#24田代がドライブでファールをもらいフリースローを1本決め、1点リード。2本目は外れるもオフェンスリバウンドを拾い、白鴎大はファールゲーム。#7國分がフリースローを2本とも決め、残り13秒で67-64の3点差とする。このままなんとか逃げ切りたい専大であったが、残り10秒、白鴎大にドライブを決められて1点差にされる。さらに、ボール出しで連携ミスが出てしまい相手ボールとなり、絶対的ピンチになる。しかし、セットプレーからの白鴎大のシュートを防ぎ、マイボールに。相手のファールゲームにより、#6渡辺が落ち着いてフリースローを2本とも決め試合終了。69-66でなんとか勝利した。
昨日の法大戦に続き接戦を制した専大。今年は合わせプレーが増え、連携力が増したように見える。さらに、これまで途中出場での起用が多かった#7國分が2試合スタメンでどちらも二桁得点をするなどし、勝利に貢献している。ディフェンスでも今日はファールが多かったものの、2試合連続で60点台に相手を抑えている。来週からは、東海大、筑波大と優勝候補との対戦が続くが、なんとか進化した専大の力を発揮したいところだ。
(文3・阿部理志)
▲#7國分は苦しい第4ピリオドで存在感を示し、連日の二桁得点を記録した。
▲#6渡辺はプレッシャーのかかる場面でフリースローを落ち着いて決めた。
▲#11秋山は得意のドライブでの合わせプレーがひかった。
以下はコメント
佐々木監督
「ファールは全体的に多かったが、渡辺は退場せずに我慢してくれた。勝てたから良かった。良い経験にしたい。今日はオフェンスの組み合わせが良くなかったが、最終的に66点に抑えられたので、とりあえず評価したい。オフェンスが ダメでもフラストレーションを溜めずにディフェンスでもう一度という気持ちで今年は戦えている。意識の強さが出てきていると思う。来週から東海大、筑波大と続くが同じ大学生なので、倒してやるという気持ちを前面に出して戦っていきたい。」