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〈第99回関東大学バスケットボールリーグ戦=9月30日 駒沢 専大58-67東海大〉
▲苦手な東海大に今年2度目の勝利は挙げられなかった。写真はスティーブ。
宿敵・東海大に敗れ、3敗目を喫した。5連勝と好調をキープして迎えた試合だったが、この日はターンオーバーを連発。前半をリードして終えたが、第3Qに23失点を献上し逆転される。その後も差を詰められず、宿敵の強固なディフェンスに屈し敗れた。これでリーグ戦3敗目となり、上位との差が広がった。
またも東海大の強固なディフェンスに屈した。この日の専大は試合を通してターンオーバーを連発。20のターンオーバーを喫し、その多くが失点に直結した。前半こそ粘ってリードを守ったが、第3Qに23失点。途中5連続得点を与えるなど、重要な場面で守り切れなかった。
▲第3Qに逆転して以降、得点も伸び悩んだ。1枚目はスティーブ、2枚目は淺野。
佐々木優一監督は「相手のディフェンスからミスが出てしまって、自分たちのリズムを出せなかった」と敗因を口にする。「ターンオーバーが9試合終わって減ってきていた。東海相手に(これまでと)同じようなミスの少なさで戦うことができれば、うちがリードできるっていうようなプランは立てていた」としたが、「相手は激しいディフェンスからミスを誘って、効率のいいバスケットができていた。うちは苦しい苦しい得点の取り方で重くなってしまった。東海のプランにはまってしまい、うちのやりたいことができなかった」と話した。
リバウンドは東海大37(OR14、DR23)に対して専大は52(OR20、DR32)と圧倒。しかし、そのあとの得点にはなかなかつなげられなかった。この日はクベマジョセフスティーブ(経営4・福岡第一)が20得点11リバウンドと奮闘したが、ジョベモハメド(商1・高知中央)が4得点と伸び悩んだ。淺野ケニー(経済3・洛南)や市場脩斗(文3・市船橋)も得点を伸ばせないなど、オフェンスが軒並み低調だった。スティーブは「自分も途中でケガして(第2Q終了間際に左膝を負傷)。勝ちたかった」と悔しさをあらわにした。「チームのためにも自分のためにも、これからもっと練習したい」と、来週の3連戦を見据えた。
▲スティーブはこの日2本の3ポイントを沈めるなど、攻守でチームを引っ張った。
▲これまで相手の脅威となってきたジョベだったが、この日は鳴りを潜めた。
▲淺野は6得点を挙げたが、3ポイントは0/4だった。
▲2得点と低調だった市場。第2Qではあわやブザービーターとなるロングシュートを沈めたが、ブザーの方が僅かに早く、得点は認められなかった。
3敗目を喫し先行きが怪しくなった専大。次週は水戸で中大、日体大、日大との正念場となる3連戦を迎える。
文=野見山拓樹(文4)
写真=髙野葵葉(文2)