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JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦3部
第15節 VS 慶應義塾体育会ソッカー部
10月1日(日) 14:00Kickoff
@生田北グラウンド(川崎市多摩区)
専大 2–3 慶大
得点者 専大 貝賀、浦川
慶大 田中、茅野、塩貝健
〈試合前情報〉
専大は前節、中央学院大学と対戦。松本が先制点を奪うと、最後までその得点を守り切って1-0で勝利し、6連勝を達成した。
直近のリーグ戦からのスタメン変更は2名。志村、松本が外れて樋口、村上が入る。
以下、スターティングメンバー(4-4-2)
GK 1 大野 来生 (法4・成立学園)
DF 2 一丸 大地 (法3・東海学園)
DF 3 東海林 泰地 (法4・清水桜が丘)
DF 23 日隈 雄大(ネット情報2・芦花)
DF 5 樋口 大輝 (法4・松商学園)
MF 14 藤井 瑛斗 (商3・大津)
MF 8 浦川 流輝亜 (文4・青森山田)
MF 11 山本 隼大 (経済3・名古屋) 後半0分 OUT
MF 10 村上 千歩 (商4・東海学園) 後半14分 OUT
FW 29 山下 晶大 (経営3・専大松戸) 後半0分 OUT
FW 18 情野 依吹 (経営3・日大山形) 後半9分 OUT
途中出場
MF 16 渡邊 弘和 (経済3・仙台育英) 後半0分 IN
FW 7 松永 颯太 (経済4・清水桜が丘) 後半0分 IN
FW 22 貝賀 鼓太郎 (経営2・宇都宮短期大学附属) 後半9分 IN 後半43分 OUT
FW 9 松本 皐誠 (商2・東海学園) 後半14分 IN
FW 24 仲本 隼翔 (経済2・松商学園) 後半43分 IN
〈戦評〉
注目の上位対決は、序盤から専大のプレスがハマって好機を生み出していく。前半23分にPKを獲得するも、ここはGKのセーブに遭って先制のチャンスを逃してしまう。すると、徐々に流れが慶大に渡って立て続けに失点を喫してしまい、2点ビハインドで試合を折り返す。後半も相手に押し込まれ、専大に重い雰囲気が漂う。それでも、途中出場の貝賀が1点を返すと、すぐに浦川が同点弾を奪って試合を振り出しに戻す。その後は、一進一退の攻防が続いてアディショナルタイムに突入。しかし、強引に仕掛けてきた慶大に勝ち越しを許し、そのまま2-3で試合終了。昇格を争うライバルとの“シックスポインター”を落とす手痛い負けを喫した。
〈試合展開〉
アウェイ6連戦を全勝で終え、専大イレブンが逞しさを増してホームに帰ってきた。後方からボールをつなぐ相手に対し、前線からプレスを掛けてチャンスを創出すると、前半23分には村上がペナルティエリア内でDFに倒されてPKを獲得。キッカーの村上が右足でゴール右下の隅にシュートを放つが、ここはGKにセーブされて先制の機会を逃してしまう。
▲PKを止められて悔しがる村上
すると、徐々に流れが慶大に傾き始める。主導権を握られて押し込まれる形になり、前半41分にピンチを迎える。慶大にペナルティエリア右からクロスを入れられると、ファーサイドからシュートをたたき込まれて先制点を献上。さらにその2分後、中盤で競り負けて再び右サイドからのクロス攻撃で失点を喫し、2点差に。このまま0-2で前半を終える。
▲失点後は大野がチームを鼓舞
ハーフタイム明けに松永と渡邊をピッチに送り込むと、後半9分に前線で基点となる貝賀を投入。しかし、前半の終盤と同様に慶大に押し込まれる展開に。それでも、この重い雰囲気を打ち破ったのは途中出場の貝賀だった。22分、一丸から松永につなぐと、松永は敵陣中央の右から右足で絶妙なパスを供給。走り込んだ貝賀がトラップから前に持ち出し、ペナルティエリア中央から右足を振り抜く。すると、強烈なシュートは左ポストの内側をたたいてゴールに吸い込まれ、1点差に迫る。
▲松永が絶妙なパスでゴールを演出
▲今季初ゴールをマークした貝賀
これで勢いを取り戻した専大は、その3分後。一丸が右サイドを駆け上がって敵陣深くから右足で高い軌道のクロスを送ると、ペナルティエリア左で浦川が受けて滑り込みながら左足でシュートを放つ。これが見事に決まって試合を振り出しに戻す。
▲雄たけびを上げる浦川
その後は、両チームともに一進一退の攻防が続き、アディショナルタイムに突入。慶大に右サイドからクロスを上げられると、ペナルティアーク内から強引にシュートを放たれる。この強烈なボールがネットを揺らし、勝ち越しを許してしまう。最終盤には東海林を前線に配置し、パワープレー気味に相手ゴールに迫るが、得点は奪えず。2-3で試合は終了し、手痛い敗戦となった。
試合後、インタビュー
樋口 大輝
試合を振り返って―
「2失点をした中で、追いつけたのは良かった。それまでに2失点をしたり、3失点目は相手との距離感が遠く、前を向かれて打たれてしまったり、崩されている訳ではないのでそういった細かいところをもっと徹底的にやらないと勝てないと思った」
久しぶりの先発について―
「自分の武器である対人などの守備はいつも通り生かせたと思う。相手が5バックになる時に自分のサイドを有効的に使えれば、もっと有利になったと思う」
今後のリーグ戦について―
「昇格しないといけないチームだと思っている。首位との勝点差が変わらず8差なので、あとは全勝くらいの勢いで行かないと昇格できないと思う。チーム一丸となって連勝していきたい」
浦川 流輝亜
試合を振り返って―
「前半はセカンドボールを拾われて失点になったりしたので、後半は中盤の層を厚くするためにフォーメーションを変えて戦い方を徹底したからこその2得点だったと思う。でも、最後にやられるところが自分たちの弱さだと思う」
自身のプレーについて―
「前半は急ぎすぎている場面があったので、後半は自分から配給できれば良いボールを上げられると思った。そこは意識してうまく変えられたと思う」
今後について―
「優勝を目指している中で今日負けて他力になってしまうので、そこは気にせずに勝っていきたい。厳しい戦いが続くと思うが、それ以上に走っているので負けないように頑張りたい」
次節は10月8日に生田北グラウンドで東京農業大学と対戦する。
文・写真=竹田一爽(文2)文=山縣龍人(法4)