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〈令和5年度秋季・関東学生卓球リーグ戦 9月2日 代々木第2体育館〉
1日から開幕した秋季リーグ。前日の駒澤大戦をした専大は日体大と対戦。前半リードされるも後半で巻き返し4-2で逆転勝利。リーグ前半戦を無敗で終え、リーグ優勝に1歩近づいた。
▲試合を終えた男子メンバー
1番手は原田春樹(人科2・希望が丘)。原田は序盤から相手の攻撃をカットしていく。チャンスボールは積極的にスマッシュし得点を取るなど善戦するも、1歩及ばず1-3で敗北してしまう。
▲相手のスマッシュを何度もカット、攻撃のチャンスを作り出す
2番手は主将でエースの阿部が戦った。力強いスマッシュを武器に相手を苦しめるも、相手も日体大の主力メンバーということもあり、阿部の攻撃に食らいつきフルセットの戦いにもつれ込む。最終セットはミスが目立ち、流れを掴めず惜しくも敗退。阿部は試合を振り返り「エース対決になる事はわかっていた。そこで自分がエースとして勝ち切れ無かったことはチームに申し訳ない」と結果を悔やんだ。
▲「相手の勢いから守りに入ってしまった」と語った
悪い雰囲気を断ち切ったのは、3番手の門脇康太(文2・明豊)だった。勢いのある攻撃から、試合の流れを掴み相手を翻弄、第2セットまでを連取。第3セットは両者1歩も譲らず点の取り合いにとなり20-22と第3セットを落とす。相手のペースになるかと思われたが、第4セットは切り替え、落ち着いて戦い抜き3-1で勝利。チームを鼓舞する。
▲サーブからチャンスを作り、スマッシュで得点を重ねた
4番手はダブルスの阿部&野田颯太(文3・育英)ペア。攻撃型のこのペアは、相手のミスから攻撃のチャンスを作り、力強いスマッシュで得点を重ねる。第2セットを取られるも、続く第3・第4セットは積極的に攻め込み、相手に流れを渡さず勝ち切りセットカウント3-1で勝ち星をあげる。ゲームカウントが日体大と並ぶことになった。
▲2人のコンビネーションは相手を翻弄し、チームに勢いをつける
5番手の宮本大輝(文3・希望が丘)は、前日の駒大戦でもセットカウント3-0という結果でチームに貢献した。今回の試合でもその勢いは衰えず、相手に果敢に攻め込む。スマッシュを打ち込み得点していき、またも3-0で快勝し日体大をリードする結果になった。
▲積極的な攻めの姿勢は最後まで相手を苦しめた
ここで勝てば勝利が決まる6番手。任されたのはダブルスでも活躍の野田。野田から繰り出されるスマッシュは、相手を苦しめミスを誘う。連続して得点を重ね相手を突き放すと勢いを緩めることなく攻め続け、見事3-0で勝利した。
▲得点が決まるたび大きなガッツポーズを見せ自らを鼓舞した
今回の試合を振り返り阿部は「1部に昇格してきた日体大は挑戦していく気持ちが強かった。自分がシングルスで落としても、チーム一丸となり戦ってくれたので助かった。今回の勝利は集中力を切らさず、焦らずに戦った選手たちや周りのサポートのおかげ。後半戦は1部リーグ常連校や1位に近い大学と戦うことが多くなるので、自分がシングルスでしっかりと勝ち切ってチームの勝利につなげたい」と語り、後半戦への期待が高まる。また高宮啓監督はこれからの試合に向けて「エースの阿部と野田のダブルスが重要になってくる。春季リーグ、インカレでは果たせなかった優勝を目指す。去年春秋、今年の春負けている早稲田大戦に勝って、勢いをつけたい」と語った。注目の早稲田大戦は9月12日第1試合に行われる。
春季リーグに果たせなかった優勝をめざし、負けられない戦いが再び始まる。
文・写真=高橋奈月(文1)