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2023.06.27
ラグビー

【ラグビー部】点の取り合い制す! 慶大に白星

春季オープン戦=6月18日 慶大G 専大A41-40慶大〉


▲強豪相手に力強さを見せた


気温30度を超える暑さの中、強豪慶大との一戦を迎えた。序盤に先制されるもその後は点の取り合いとなり、前半終了間際にLO柳田一瑳(経営4・常翔学園)のトライで17-19と2点差となる。後半6分にSH竹森彩仁(文3・仙台育英)のトライで逆転に成功するもその後すぐに勝ち越しを許す。前半同様に点の取り合いとなるも、後半39分にSO今崎仁(経済1・長崎北陽台)のトライ、ゴールが決まり41-40。ノーサイドの笛が鳴るまで守備に奮闘して逃げ切り、白星を挙げた。


前半4分、専大の右サイドのラインアウトからスクラムで押し込まれ、0-5と先制を許す。しかし専大は臆することなく攻め続け、前半14分には左サイドのラインアウトからスクラムで押し込むも、ここはコラプシングを取られトライにはつながらない。


▲スクラムを組む選手たち


攻められる時間帯が続くも、WTB飯塚稜介(文4・桐蔭学園)の素早いタックルで相手のパスワークを止め追加点を与えない。そして前半25分、右サイドのラインアウトから中央にパスを回し、最後はNo8山本凌士(経営4・報徳学園)が抜け出しトライ。SO高居海靖(経済4・御所実業)のゴールも決まり、7-5と逆転に成功する。



▲ゴールキックを決める高居

しかしこの日はポストを外れることが多かった


しかしその後は最初の失点と同様にスクラムから押し込まれ2トライを決められる。石倉俊二監督は「キックオフやラインアウトなど、大事な部分でミスが起き自分たちでピンチを招いていた。トライを簡単にとられすぎており改善しなければならない」と失点を振り返った。


前半終了間際に柳田のトライが決まり、17-19で後半を迎える。選手7人を入れ替えフレッシュになった専大は後半6分、ラインブレイクから味方が抜け出し、パスをもらった竹森がトライを決め22-19と逆転に成功する。その後再び勝ち越されるも後半16分、左サイドのラインアウトからモールで押し込み途中投入のHO池田大地(経済4・長崎南山)がトライ。27-26とし、シンプルに力で押し込める強さを示した。


しかしその後も点が動き、後半34分に相手のトライ、ゴールが決まり34-40と逆転される。このまま試合が終わると思われた中、後半39分、CTB川瀬翔太(経済3・秋田工業)が相手のキックをブロックしてマイボールとする。そこから猛攻を仕掛け、最後はラックで押し込み今崎がトライ。ゴールも自ら決めて、41-40と専大が一歩前に出た。その後は攻め込まれるも、最後は相手のファールを誘いノーサイド。強豪相手に点の取り合いを制した。


▲ゴールを決める今崎


唯一1年生でスタメン、フル出場を果たしたFL高橋尚大(文1・東海大相模)は「点を取れたのは良かったが、中盤でペナルティをしてゴール前に持ってこられていて、それが春の課題として残っている。ペナルティをせず、アタックの時間を増やすことをやっていかなければならない」と、課題を口にした。石倉監督は「春シーズンはチームのレベルアップを(目標に)掲げている。勝ち負けにもこだわりたいが、それ以上に全員がチームのやることを意識し、どれだけできるかをトライしていきたい」と、この春シーズンの軸を示した。


▲高橋「今は先輩の怪我で試合に出ている。今後は自分の実力でAチームの試合に出られるように頑張りたい」

▲石倉監督「失点を10点以下に抑えることを意識している」


▼6月18日(日)

専大B○19-17慶大


文=北原倖多(文2) 写真=濱田大夢(ネット1)