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〈2023年度全関東学生ジムカーナ選手権大会=5月13日 富士スピードウェイジムカーナコース〉
▲雨の中での試合だった
全関東学生ジムカーナ選手権大会が富士スピードウェイにて開催された。第一ヒートは柳森賢快(経営2・専大北上)が1:27.29、野本一総(経済2・大宮開成)がMC(ミスコース)、井上雄斗(経済4・岩槻)が1:22.22を記録。第二ヒートは柳森が1:18.76、野本が1:21.79、井上が1:23.49を記録し、団体14位で大会を終えた。
今年度最初の大会は雨の中行われた。水溜りができる時間帯もあり、選手にはいつも以上に慎重な運転が求められた。今大会は、茨城中央サーキットでの選手選考で上位3名に入った副将井上、柳森、野本が出場した。
▲各大学が各々のブースで試合を待つ
▲専大おなじみのカエル号(Honda シビック EG6)
柳森賢快
柳森は第二ヒートで大幅にタイムを更新。チームトップのタイムを出し、2年生ながら今後に期待を持たす走りを見せた。
――第一ヒート、第二ヒートを振り返って。
「路面が濡れた状態でのこの車での競技は初めてだった。どのぐらいのG(重力加速度)をかけて、どのぐらい路面をとらえられるのかなど、思いっきり攻めてはないが車の様子を見極めていた。第二ヒートでは、アクセル踏むところは目一杯踏むことを意識した」
――今後へ向けて。
「今年はマシンシトラブルでこの車での練習があまり確保できなかった。これから練習を重ねて、ターンを含めた技術的な面を詰めていって、来年団体で入賞できるように頑張りたい」
▲1:18.76を記録した柳森
野本一総
野本は第一ヒートこそMCだったものの、第二ヒートでは確実な走りでフィニッシュ。しっかりとタイムを残した。
――試合を振り返って。
「1本目はタイム残せなかった。2本目はタイムを残せたので良かった」
――課題は?
「コーナーの入り方を含めた技術的な面でOBの方々に学ぶことが多かった。それを活かして、柳森選手との3秒以上の差を埋めていきたい」
▲スタートでアクセルを踏む野本
――今後へ向けて。
「2年生で出させていただいたことはありがたいこと。その経験を活かして勝てるチームにしていきたい」
▲いたるところで水溜りができていた
井上雄斗
2レースとも豪雨に見舞われた井上だったが、副将としての力強さを見せた。パイロン(カラーコーン)の周りを最短距離で走るサイドターンでタイムを縮め、第一ヒートにおいてはチームベストタイムを記録した。
――試合を振り返って。
「今年で2回目だったが雨で思ったような走りはできなかった。2本ともタイムは残ったので、それは良かった」
――大会全体を振り返って。
「車両のトラブルも少しあったが、大会に参加できたことは良かった。(今日は)2年生と新1年生がほとんどなので、良い経験を積めたと思う」
▲チームメイトに鼓舞される井上
――10月の軽耐久レースに向けて。
「自分はもう卒業してしまうが、最後は軽耐久で良い結果を収めたい。また、まだ全体的に経験不足のところがある。それを補って下級生には大会で入賞して欲しい」
▲ソフトなブレーキングでターンを決めて見せた
▲有終の美を飾るべく、軽耐久レースへ向けた活動が始まる
文・写真=北原倖多(文2)