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〈2023年度春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦=5月21日 慶應義塾大学日吉キャンパス 専修0-3筑波〉
▲試合を終えた選手たち
4月8日から行われてきた春リーグはついに最終戦を迎えた。対戦相手は3位の強豪、筑波大。1セット目は相手の攻撃の対応に苦戦し14-25で落とす。2セット目は自分たちのテンポを掴み互角に渡り合うも、最後は相手のバックアタックに決められ26-28で落とす。3セット目も一進一退の攻防が続くが、終盤に相手の連続得点で点差を離され22-25。ストレート負けを喫し、最終結果6勝5敗の7位で春リーグを終えた。
第一セットスターティングメンバ―
OH:#19堀内、#5山崎
MB:#25新居、#16千葉
OP:#1甲斐孝
S:#13井出
L:#21水野
1セット目は甲斐孝太郎(文4・日南振徳)のスパイクで始まるも、2-1の局面から相手のスパイクと専大のミスで2-5と4連続失点をする。ここから相手の高さのある攻撃に苦しみ、攻撃でも井出脩斗(経済3・聖隷クリストファー)のトスがスパイカーとかみ合わず、14-25と大差で落とす。
▲井出のトス
▲中川原将太(経営4・佐賀商)は甲斐孝に代わって出場
2セット目から相手の攻撃に対応できるようになる。日本代表の活動で甲斐優斗(経営2・日南振徳)が不在の中、兄の甲斐孝はこの日もチームを牽引する。一進一退の展開で迎えた15-15の局面、堺爽人(文3・佐賀工)がブロックで相手のスパイクをはじいて井出が拾い、水野永登(商2・岡谷工)のアンダーパスから甲斐孝のブロックアウトで16-15と逆転に成功する。しかしその後はミスで追いつかれ再び一進一退の展開でデュースまでもつれ、最後は相手のバックアタックが決まり26-28。3セット目でも甲斐孝が11点を決め奮闘するも、ブロックが相手のスパイクを抑え込めずに22-25。最後はストレート負けで春リーグは幕を閉じた。
▲ブロックをする#9堺
リーグ中盤戦から出場機会を増やす
▲ジャンプサーブを放つ甲斐孝
試合を終え甲斐孝は「相手の攻撃に慣れるまで時間がかかってしまった。2セット目からは自分たちのバレーができるようになったが、ミスが多く負けてしまった」と悔しさを露わにした。今大会は中盤戦から絶対的エースの甲斐優が抜け、多くの選手が起用されるようになった。「控えの選手を育てる意味では良い大会になった」とポジティブな面も口にした。6月21日から始まる東日本インカレに向けて、「一戦一戦勝負できるように頑張っていきたい」と意気込んだ。
▼2023年度 春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦
〈最終結果〉
第7位 6勝5敗(セット率0.952)
〈個人賞〉
《ベストスコアラー賞》 甲斐孝太郎
《ブロック賞》 千葉貫世
文=北原倖多(文2) 写真=鶴本あい(法3)