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〈春季オープン戦=5月14日 伊勢原 専大A14-28中大A〉
▲雨の中でも応援し続けたサポーターにお辞儀する選手たち
春季オープン戦の2戦目。同じ関東大学2部リーグのライバル・中大と対戦した。序盤に幸先よく先制するもその後はトライにつなげられず失点し、7-7で前半を折り返す。後半は堅い展開となるも、隙を突かれて失点を重ね14-28と、ミスも続き課題の残る敗戦となった。
序盤は専大に勢いがあった。前半12分にラインブレイクから一気に5メートルラインまで詰め、最後はCTB平野雄紀(経済3・長崎南山)の中央突破でトライ。FB舟山真斗勇(経営3・國學院大學栃木)のゴールも決まり、7-0と先制に成功する。
しかしその後は相手の守備陣を崩すことができず、苦戦を強いられる。前半23分、相手のラインアウトからモールで押し込まれ、同点とされる。
その後はハーフウェイラインでの攻防が続く。前半31分にWTB飯塚稜介主将(文4・桐蔭学園)が右から抜け出し、中央へパスを回しながらゲインを狙うも相手のBKが立ちはだかる。「雨だったので、あまり外に回らないことはわかっていた。ディフェンスで引っ張っていく面が多かった」と飯塚が話すように、専大も我慢の時間をしっかりと耐え、7-7で前半を終える。
▲ボールをキャッチしようとする飯塚
サイドから声を張り上げ、チームをまとめていた
後半は専大のミスが目立ち始める。後半10分に相手のパスワークが専大の守備陣を翻弄。中央から抜け出し、7-14と逆転を許す。その後もさらに追加点を許し、7-28と試合を決められた。
▲反則を取られる専大
もったいないミスが続いた
専大も何とか意地を見せた。後半37分、相手のノックオンで敵陣でのスクラムからWTB首藤翔雄(経営3・小倉)が抜け出し、最後はLO三野心(経営3・大阪桐蔭)がトライ。意地を見せ14点目を奪ったが、ここでノーサイド。ダブルスコアでの敗戦となった。
▲抜け出す首藤
▲トライを決めた三野
飯塚は「(春に)やってきたことを少し出せた部分はあるが、(この試合は)簡単なミスが多かった」と、この試合の敗因を述べた。今年はボトムアップを意識し、チーム全体で戦うことを核としている。今後に向けては「自分たちがやってきたことを全面に出してチャレンジしていくだけ」と、これからのチームの方針を示した。
▲今シーズン主将に就任した飯塚
「全員で戦っていきたい」
▼5月14日(日)
専大A●14-28中大A
専大B○43-7中大B
文=北原倖多(文2) 写真=濱田大夢(ネット1)