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JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦3部
第5節 VS城西大学サッカー部
5月14日(日) 14:00Kickoff
@専修大学生田北グラウンド(川崎市多摩区)
専大 2–3 城西大
〈試合前情報〉
前節は中央学院大学と対戦。開始早々に失点するなど相手に主導権を譲り、試合を折り返す。後半にはさらに追加点を奪われるも、交代枠を活用して攻撃を活性化し、同点とする。しかし、後半38分に個人技から崩されて得点を許す。そのまま2-3で試合終了し、今季2敗目を喫した。
5節、専大はここまで無敗(3勝1分)の城西大学をホームに迎えて対戦した。
以下、スターティングメンバー(4-4-2)
GK 28 吉野 翼 (法2・佐野日大)
DF 26 根本 健汰 (ネット情報4・鹿島学園)
DF 15 松村 厳 (法3・松商学園)
DF 3 東海林 泰地 (法4・清水桜が丘)
DF 5 樋口 大輝 (法4・松商学園)
MF 17 米山 導 (経済3・横浜) 後半15分 OUT
MF 14 藤井 瑛斗 (商3・大津) 後半43分 OUT
MF 8 浦川 流輝亜 (文4・青森山田)
MF 7 松永 颯太 (経済4・清水桜が丘) 後半24分 OUT
FW 10 村上 千歩 (商4・東海学園)
FW 18 仲本 隼翔 (経済2・松商学園)
途中出場
FW 11 山本 隼大 (経済3・名古屋) 後半15分 IN
FW 9 松本 皐誠 (商2・東海学園) 後半24分 IN
MF 27 武富 弘樹 (経済3・専大松戸) 後半42分 IN
〈戦評〉
いまだ無敗の城西大をホームに迎えた専大は立ち上がりから主導権を握ると、前半20分には浦川のボレーシュートでさい先よく先制する。その後はしっかり相手を封じ込めて試合を折り返す。後半3分に同点弾を浴びるも、果敢に攻撃を仕掛ける。すると、同35分に松本が自ら獲得したPKを決めて勝ち越し。しかし、終了間際に立て続きに2失点し、2-3で試合終了。昇格を争うライバルに黒星を喫し、痛い2連敗となった。
〈試合展開〉
前節から2週間間隔が空き、臨んだ一戦は序盤から専大が優位に進める。前半20分には右サイドから攻撃を仕掛ける。今季初出場となる根本が右サイドの敵陣深くから右足でクロスを入れると、ペナルティエリア内で村上が競る。そのこぼれ球に反応した浦上がペナルティエリア手前の中央から左足一閃。うまく抑えられたボールは見事にゴール右にたたき込まれて専大が先制する。先制後も、浦川と藤井のダブルボランチが躍動して1点リードで試合を折り返す。
▲積極的な攻撃参加を見せる根本
▲先制後、喜び合う専大の選手達
後半3分、城西大が自陣から前線へロングボールを供給。ペナルティエリア手前の中央から右足でミドルシュートを放たれると、GKの吉野は反応できず。これがゴール左に決まって同点とされる。
勝ち越しを狙う専大は、同7分に樋口が左サイドを駆け上がり、敵陣中央から鋭いクロスを送る。ゴール前で浦川が頭で合わせるも、ディフェンスにクリアされてしまう。その後は開幕戦以来の出場となる山本を投入し、攻め手を緩めない。すると、同24分に味方が右サイドからクロスを上げてゴール前で山本がヘディングシュートを放つ。しかし、これは惜しくもクロスバーを直撃。
▲独特の間合いのドリブルからチャンスを作る山本
後半途中から雨が強くなり、両チームともに球際で激しい攻防を見せる。専大は後半35分、村上がロングボールを競って前方へボールを送る。一度相手に拾われるも、狙っていた松本がボール奪い返し、そのまま抜け出してペナルティエリア内に進入。相手はたまらずファウルで止めてしまい、PKを獲得する。キッカーの松本はゆったりとした助走から冷静に右足で中央に蹴り込み、待望の追加点を奪う。
▲PKを決め、仲間と抱擁する松本
試合終盤に差し掛かり、2試合ぶりの白星が手に届くところまで来たが、後半45分、城西大が右サイドから攻撃を展開。敵陣中央からクロスを送ると、ファーサイドで飛び込んだ相手に合わせられ、再び同点とされる。
▲出場を待つ選手達もチームを鼓舞
さらに後半48分に城西大が猛攻を仕掛ける。右サイドからクロスを上げられるが、ここは吉野が防ぐ。しかし、こぼれ球を拾われてゴール前で混戦に。最後は詰めていた相手にネットを揺らされ、逆転を許してしまう。そのままスコアは動かず、2-3で試合を終えた。上位追走へ勝点3が求められたが、前節に続き3失点で2連敗を喫した。
▲逆転弾を決められる専大
▲試合後、挨拶をする専大の選手達
専大 2–3 城西大
得点者 専大 浦川、松本
城西大 斉藤、福元、石倉
試合後、インタビュー
浦川 流輝亜
試合を振り返って―
「自分たちの弱さが出てしまった試合だった」
自身のゴールを振り返って―
「フリーだったので、落ち着いて基礎通りにボレーすることができた」
次戦に向けて―
「これ以上は負けられないので、気を引き締めてやっていきたい」
▲攻守に躍動した浦川
松本 皐誠
試合を振り返って―
「昇格に向けて絶対に勝たなければいけない試合だったが、自分たちの甘さもあり、勝ち越してからの逆転負けという勿体ない試合にしてしまった」
PKを獲得した場面を振り返って―
「自分が出場した時には1-1だったので常にゴールを狙っていた。相手のミスを逃さず、スピードに乗ってボールを奪うことができ、後ろから追ってくるディフェンダーの前に上手く入り込み、倒されてPKを獲得することができた。PKは千歩くんや流輝亜くんが蹴る前に声をかけてくれたので落ち着いて蹴り込むことができた」
次戦に向けて―
「昇格に向けて絶対に勝たないと行けない試合が続くのでチーム一丸となって全力で勝ちに行きたい。
個人としてはどんな試合でも得点をとってチームを勝たせたい」
▲途中出場から見せ場を作った松本
次節は5月27日に東京農業大学世田谷キャンパスグラウンドで東京農業大学と対戦する。
文・写真=竹田一爽(文2)