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<第102回関東学生陸上競技対校選手権大会 1日目=5月11日 相模原ギオンスタジアム>
田島洸樹(経営4・学法石川)が躍動した。関東学生陸上競技対校選手権大会(以下・関東インカレ)の1日目が行われ、専大からは3名が出場。男子2部 10000mに出場した田島は28分54秒78と自己記録を15秒以上更新した。また、同じ10000mに出場したダンカン・キサイサ(経営2・大分東明)は28分45秒32、男子2部1500mに出場した樋口拓海(経営2・高岡向陵)は3分58秒98で競技を終えた。
「関東インカレっていう大きな舞台で自己ベストを出せたのはこれからの全日本(駅伝)予選会や箱根駅伝に繋がるので、ひとつまずよかったな」。レース後、安堵の表情をみせながら語ったのは主将の田島だ。
▲集団の中でレースを進める田島
1日目の最終種目となった男子2部10000m。1組目に出場した田島は終始冷静だった。「最初(集団が)早く流れたんですけど慌てずに付いて、案の定4000過ぎからペースが落ち着いた」と序盤は集団内で様子をうかがっていた。終盤にかけたペースの上昇にも食らいつき、28分54秒78、組11着でゴール。自身初の28分台をマークした。
▲終盤、集団の人数が絞られる中でも最後まで食らいついた
▲ゴール後、スタンドの声援にこたえた
長いトンネルから抜け出した。昨年は箱根駅伝の予選会、本戦ともに調子を合わせきれず出場が叶わなかった。主将になり、3月に新体制で臨んだ日本学生ハーフでは序盤に他選手と接触し、転倒。脚を痛め棄権と涙を呑んでいた。4月はその怪我と向き合いなんとか直前で練習ができるまでに回復。「調子が悪い状態から調子を上げていくプロセスを明確に表せたのはタイム以上の収穫だった」と手ごたえを語った。
▲4月の記録会では、学生ハーフの転倒がよぎり集団の一番後ろでレースを進めたがタイムを伸ばせず。課題を生かし今回のレースではスタートで一気に前へ出た。
次に見据えるは6月の全日本大学駅伝予選会。「1つ28分台の大台に乗れたのでチームのきっかけになれば」と田島が引っ張る専大の活躍に期待がかかる。
▲2組目に出場したダンカン。腰の痛みもあり思うような走りとはならなかった
▲力のある留学生が多く出場したが、ペースの上げ下げも多く難しいレースだった。今後の記録会、大会でも今回目標にしていた27分50秒を狙うと前を向いた。
<結果>
[男子2部1500m 予選]
・1組
10着 3:58:98 樋口拓海
[男子2部 10000m 決勝]
・1組
11着 28:54:78 田島洸樹
・2組
18着 28:45:32 ダンカン・キサイサ
文・写真=相川直輝(文4)