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昨年は春4位、秋2位と悔しいシーズンをおくった卓球部男子。開幕まで2日と迫ったなか、3季ぶりの優勝を目標に選手たちは調整を進めている。
チームを指揮する高宮監督は年始から団体戦で結果を出すことを選手たちに伝えてきた。「試合に出る6人だけでなく、部員全員が同じ目標に向かって取り組むことが大切」とチームが束になることを強調。その意識は各選手に浸透しており、主将の阿部悠人(文4・希望が丘)は「自分たちは団体戦で勝てていない。優勝するために、みんなの意識が高まっている状態で練習できている」と手ごたえを感じている。
▲阿部は「チームの顔と言われる立場なので、出る試合は全部勝つ」と気合十分だ
今大会、専大は3本柱がチームを引っ張る。エース兼主将の阿部、野田颯太(文3・育英)、星優真(文2・東山)。いずれもこれまでのリーグ戦で好結果を残しており、安定感がある。チームに勢いをもたらすためにも、3人の活躍は欠かせない。
▲主力の一角を担う野田。経験値を試合に活かす
▲星は昨年はリーグ戦デビューを果たし、7勝を挙げた
加えて、期待がかかるのが3年生トリオ。後藤世羽(経営2・静岡学園)、宮本大輝(文3・希望が丘)、福澤勇太(人科3・社若)で「リーグ戦の経験は浅いが、良い意味で可能性は未知数」と監督は説明した。後藤と宮本は昨季、全日本卓球選手権に出場し大舞台で経験。福澤は今季始めに行われた明大との定期戦で勝利するなど成長著しい。この3人が流れを作れば、頂きへの道がぐっと近づく。
▲全国大会を含め、経験豊富の後藤
▲得意のバックバンドで展開を作る宮本
▲福澤はポテンシャルが高く、大化けする可能性十分
指揮官は頂点に立つために「1、2戦目が大事になる。序盤をしっかり取って流れに乗り、5戦無敗で後半戦に臨みたい」と前半戦の戦い方の重要性を明かした。
▲最初の5戦を無敗でいきたいと話す高宮監督
そんな専大には早稲田・中央・明治の難敵3校が立ちはだかる。これらには昨年、春秋ともに敗れて歯が立たなかった。「この3つに勝てるか。そこもカギになる」と監督。強豪ひしめく関東学生リーグだが、全員が心を1つに3季ぶりの栄冠奪還へ突き進む。
文・写真=河上明来海(文3)