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昨秋、9季ぶりにリーグ覇者となった卓球部女子。リーグ優勝回数は43回となり、大学卓球界きっての強豪ぶりを発揮した。そんな今春は連覇の期待がかかっている。開幕まで残り2日、監督と主力は意気込みを語った。
・指揮官から見るチーム
加藤監督は昨年よりチーム全体の雰囲気が良く、各選手の意識が高いと話す。「特に主力として出るか出ないかのところに位置する選手間の競争が激しい。それがチームの底上げになるので、選ぶ側としては良い悩み」と語った。そこで指揮官は選手一人一人に合わせて色々な声かけを行っている。
指揮官が今大会で警戒を強める相手は多い。まず真っ先に挙がるのが東洋大。実力者が多く進学し、戦力が強化されているという。続いては東京富士大と早大でいずれも昨季、苦戦を強いられた相手で気が抜けない。また、最終戦は日体大とぶつかるが、1週間前に行われた第23回全国百万石オープン卓球大会で対戦し敗戦。前哨戦を落とすことになり、やや不安が残る形となった。
・ダブルエースが率いる
昨季に続き、今季も船場清華(文4・明徳義塾)と出澤杏佳(文3・大成女子)のダブルエースがチームの主軸となる。「まずはこの2人に引っ張ってもらいたい」と監督も全幅の信頼を寄せる。両者は7月に行われる大学生の五輪・ユニバーシティゲームズに出場が決まっており、大学卓球界でもトップレベルの実力を誇る。連覇の道には欠かせないピースで、大車輪の活躍が期待される。
▲船場は得意のスマッシュを武器に流れを作る
▲これまでリーグ戦無敗の出澤。さらにその記録を伸ばし、チームを導く
続いて注目されるのが甲斐萌夏(文2・愛知みずほ大瑞穂)。昨年は1年生ながらリーグ戦デビューを果たし、6勝をマークしたサウスポー。チーム3番手としての役割を果たし、チームをより一層活性化させることができるか。
▲甲斐は今大会でのポイントゲッター
頂を掴むために、主将の千葉は「試合に出る・出ない関係なく、1人1人がチームのために動かないといけない。全員が一体となって勝ちにいく」と語った。そのため、キャプテンという役割を自覚して個々とチーム全体それぞれに声掛けを行っている。
▲主将の千葉は自覚十分。チームを最優先して鼓舞すると誓った
各大学からのマークは厳しくなるが、それをかいくぐり勝つことこそ強豪の証。メンバー16名が束となり、連覇へスタートを切る。
文・写真=河上明来海(文3)