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2023.05.06
バスケ

【バスケ部】日体大に惜敗 2連覇ならず

〈第72回関東大学バスケットボール選手権大会=5月6日 代々木 専大58-61日体大〉


 

 最後まで粘るも、一歩及ばなかった。準々決勝で東海大に勝利した専大は準決勝で日体大と激突。「日体大は留学生の高さもある。リバウンドを徹底しよう」と佐々木優一監督の言葉を受けた専大はリバウンドで日体大に食らいつき、第1Qは17ー17と拮抗した展開に。前半終了間際には、松野遥弥が逆転のブザービーターを沈め33ー31と専大リードで折り返した。第3Qは日体大の猛追を受け、得点がわずか4点にとどまる。第4Q終盤では連続3ポイントを決め勢いづくも日体大の得点に追いつかず、連覇への道は途絶えた。


▲松野遥弥



 第1Qは先制点を許すも淺野ケニーのバスケットカウントや上村大佐のインサイドシュートで順調に得点を積み重ねる。日体大のパスカット、ブロックに苦戦を強いられるが、残り約5秒で赤嶺有奎が3ポイントを決めるなど粘りを見せ17‐17の同点で第1Q終了。


▲淺野ケニー

▲上村大佐

▲赤嶺有奎主将


 第2Qは両者一歩も譲らない接戦となる。専大は市場脩斗、齋達也、淺野ケニーがインサイドシュートを確実に決め躍動。日体大はトランジションからテンポよく得点するが、専大もオフェンスリバウンドを逃さずに加点するなど踏ん張りを見せる。タイムアウト後、残り1.8秒。當山修梧のスローインから松野が3ポイントブザービーターを沈め逆転。33ー31で前半終了。


▲市場脩斗

▲齋達也

▲松野遥弥


 第3Qは日体大のディフェンスに打開策が見つからず苦しい展開となった。開始直後クベマジョセフスティーブがゴール下でのシュートを決める。その後もオフェンスリバウンドからの得点を狙うが日体大の固いディフェンスに阻まれ苦戦。日体大が連続得点を重ね専大から流れが渡る。佐々木監督は「自分たちのオフェンスがリズムに乗れていない状況の中で相手が走ってきてトランジション。そのような、相手のやりたいことに注意しきれず自分たちのやるべきことができなかった。そこだけの差だと思う」と第3Qを振り返った。日体大の連続得点にタイムアウトを取るも流れは変わらず苦しい時間が続き、37ー46。9点を追いかけるかたちで勝負の第4Qを迎える。


▲クベマジョセフスティーブ


 第4Qは怒涛の追い上げを見せた。ジョベモハメドのゴール下や市場のミドルシュートで流れを掴もうとする。しかし、日体大も点数を重ね点差を詰められない。終盤のタイムアウトで佐々木監督は「難しい状況ではあるが試合終了のブザーがなるまで諦めずに続けよう」と選手たちに伝えた。緊張が走ったタイムアウト明け、監督の言葉を体現するかのように當山、上村が連続3ポイントを決める。その後上村がフリースローで2点獲得するも点差は覆らないまま58ー61で試合終了。無念にも連覇への道は閉ざされた。


▲上村大佐 

▲當山修梧


専大は明日、3位決定戦で日大と対決する。日大は昨年のインカレの準々決勝で敗れた宿敵。佐々木監督は「悔しい気持ちは切り替えて最終戦を勝って終われるようにしたい」と語る。昨年と同じ会場で雪辱を果たす。



文=鶴本あい(法3)

写真=鶴本あい(法3)、髙野葵葉(文2)