News

最新ニュース


2022.11.27
陸上競技

【陸上部】佐藤真也、松島、樋口が5000mで自己新記録 日体大記録会

<第301回日本体育大学長距離競技会=11月26日 日本体育大・健志台キャンパス 陸上競技場>


例年、気象条件などが良く好記録が連発する11月の日体大記録会。初日は男子5000m競技が行われ専大からは1、2年生9人が出走。佐藤真也(経済1・駒大高)、松島竣成(経営1・樹徳)、樋口拓海(経営1・高岡向陵)が自己記録を更新した。



佐藤真は辻優輝(経営2・洛南)、堀野愛斗(経済2・札幌日大)、亀之園京士郎(経営1・鳳凰)の3名と13組目に出走。最初の1キロを2分51秒とやや速いペースで入るも中盤はペースの早い第一集団には無理に付いていかず、堀野と共に第二集団の前方でレースを進める。「1000mから4000mまで3分ペースで走り、ラストに力をためることができた」と最後の一周は68秒とスパートをかけ14:48.71でフィニッシュ。自己記録を4秒更新したことに対して「1年ぶりにベストを更新できて嬉しい。1年間やってきたことが無駄ではないことが分かって安心している」と喜びを話した。箱根駅伝出場は実力的に難しいと感じている一方、来年のメンバー入りに向け10000メートルやハーフマラソンで「少しずつキロ3分ペースで走る力をつけたい」と意気込みを語った。

▲13組目 左から亀之園、堀野、辻、佐藤真

▲前回の反省を生かし位置取りを集団前に取った佐藤真

▲8着でフィニッシュした堀野

▲亀之園は中盤、先頭集団で走るも最後までペースを保つことができなかった

▲14着でレースを終えた辻


15組目には松島と石塚颯太(経営2・相洋)が出走。最低でも2年間更新ができなかった自己記録を破ることが目標だった松島は序盤からペースの速い展開の中、集団の中盤に位置を取る。中盤は上智大の奈良選手と立教AC増山選手の2人が飛び出るも「落ち着いていけばベストが出る感覚だった」と冷静な走りを続け、ラストスパートで一気に順位を上げ2着でフィニッシュ。自己記録を11秒更新する14:38.22をマークした。松島は「足の感覚がだいぶ軽い感じで走れた。箱根に絡むこともまだ狙っている。2週間後(に予定されている10000m)でほかのみんなに負けない走りをできれば」と箱根駅伝に向けても意欲を見せた。

▲高校時代から得意としているラスト200mのスパートで集団から飛び出た松島

▲21着でレースを終えた石塚


樋口は17組目に出走。序盤は2000mの通過が5分50秒とややスローな展開に。岡田拓也コーチからは「最終的にはトップ狙う気持ちで」と声がかかる中、集団の先頭を引く積極的な走りを見せる。終盤、3人に先行を許すも最終的には4着、14:41.42と自己記録を6秒更新しレースを終えた。樋口は「最後徐々にペースを上げて自己ベストを出せてよかった」と走りを評価するものの自分でレースを作れない事を課題として挙げ「前半をハイペースで入っていけばもう少し(タイムが)出ると思う。満足せず次につなげたい」と先を見据えていた。

▲先頭を走る樋口

▲フィニッシュの瞬間



▲7組6着の渡辺凛(経営2・名経大高蔵)

▲21組19着の中島琢登(経営2・鹿児島実業)


初日は1年生3人が自己記録を更新した。明日はいよいよ1ケ月後に迫った箱根駅伝本選に向けメンバー選考をかけた10000mが行われる。



<結果>

・7組

6着 15:11.68 渡辺 凛


・13組

8着 14:45.10 堀野 愛斗

12着 14:48.71 佐藤 真也

14着 14:49.46 辻 優輝

18着 14:59.29 亀之園京士郎


・15組

2 着 14:38.22 松島 竣成

21着 15:01.77 石塚 颯太


・17組

4 着 14:41.42 樋口 拓海


・21組

19着 14:33.68 中島 琢登



文・写真=相川直輝(文3)