News

最新ニュース


2022.10.26
バドミントン

【女子バドミントン部】チーム一丸で掴んだ悲願 (Part1)

今秋のリーグ戦を全勝で制したのち、入れ替え戦も勝ち抜き3年ぶりに1部昇格を果たした女子バドミントン部。優勝の立役者となったキーマンたちに迫った。

▲1部昇格を果たした女子バドミントン部


キャプテンの自覚

1人目はチームの大黒柱である、輿石江里香主将(文4・作新学院)。春季大会は入れ替え戦にすら出場が叶わず、最終学年として迎える大会で悲願の1部昇格を果たし、「とにかくホッとした」と安堵の表情を見せた。

主将は優勝の要因を「夏休み中に多くの試合をこなし、試合ごとに選手の力がついた。それが結果的にチーム力の向上に繋がった」と分析した。この”チーム力の向上”を主将は長らく目標にしてきたと話す。

また、初日と2日目の試合を取れたことも大きい。チームとして結果が出ないときは序盤の試合を落とすことが多く、同じことを繰り返さないよう「とにかく出だしに集中して、流れに乗ろう」とチームに呼びかけた結果、序盤の勝利から無傷の5連勝を飾った。

さらに、試合の形式が関係したことも前向きにとらえた。コロナの関係で試合時間を短縮するために、使用するコートを従来の1面展開から2面展開とし、シングルスとダブルスが同時に行われる形になった。これによって出場する試合と次戦との間隔が短くなってしまうが、「まとまった時間だけ集中すれば良いので、体力温存になった。1人1人が誰かに頼ることなく、全5日間きっちり戦えたので、良かった」と振り返る。

ただ、主将は大会を迎えるにあたって、チームとしてメンタルが強くないという課題があったことを吐露。リードしていても逆転されることが多かったチームに対し、「とりあえず自信をもって、仮に負けたとしても他の人がカバーしてくれるから、思い切ってやれば結果はついてくる」と投げかけた。 言葉でしっかりとメンバーの心に訴え、まとめあげるキャプテンシーは4年間の集大成を物語っていた。

▲輿石主将


あと1年をハイレベルな舞台で

続いて2人目は杉本 千紘(文3・勝山)。自身の学年に触れ、「来年の1年を1部で迎えることが決まったので、とてもうれしい」と喜んだ。秋リーグで最も印象に残った試合は2戦目の立教大戦。理由は前戦の青学大戦で4-1とチームは勝利したものの、その1敗を自身が落としていたからだ。「すごく悔しかった。絶対に勝とうと思って、練習をしてきた。練習量には自信があった」と意気込んで臨んだ。展開は両者1セットずつを取り合う攻防で、ファイナルまでもつれ、結果スコアは19ー21。痺れる接戦をものにし、「チームに流れをもってこられた」と振り返った。

▲杉本千紘


新チームの”顔”になる

3人目は坂井 叶 選手(文3・新潟青陵)。1部で試合をするという目標は入学する前からあったといい、「どうしても上がりたかった。今年上がるのと、自分たちの代になってから上がるのとでは全く違う」とこの大会に賭けていた思いを明かした。自身は日大との入替戦でチーム初勝利をもたらし、「1セット目を取られていて、2ー0で次に回すと苦しくなる。絶対に負ける訳にはいかなかった」と強い気持ちで臨み、見事に勝利。また、坂井は次期主将になることが決まっているいい、「しっかりチームをまとめあげて、自分たちの代で1部で勝てるようにやっていきたい」と先を見据えていた。

▲坂井叶

(Part2)へ続く→→→