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2022年度関東大学アイスホッケーリーグ戦=10月9日。東京都西東京市、ダイドードリンコアイスアリーナ
ファーストリーグを3勝1敗として迎えた神奈川大学戦。序盤にいい流れを掴みたい専大アイスホッケー部は1ピリオドの5分に皆川堅史郎(法1・白樺学園)のゴールで先制をする。皆川は、「点を決めたことがなかったので、得点したいという気持ちで挑んでいた。実際にゴールを決めると、うれしいというより入ってびっくりという気持ちが大きかった」と嬉しそうに話してくれた。
▲今回の試合で初ゴールを決めた皆川
幸先よく先制を果たすも流れに乗り切れぬまま2ピリオドの5分に同点となる得点を許してしまい苦しい試合展開となる。なんとか突破口を見出したい専大は、16分に岡峯悠(商4・光泉)のゴールで勝ち越しに成功する。岡峯は、「同点となってしまったが、焦ることはせずに自分たちのホッケーを続けることを大事にし、悪い雰囲気が続かないように切り替えていこうと考えていた。ロースコアの試合になっていたので、自分が1点取ることにより流れを変えることが少しはできたのではないかと思うので、良かったと思います」と語った。
▲チームに流れを呼んだ岡峯
3ピリオドに入ると一気に流れに乗ることに成功し、2分に佐藤諒(法2・武相)、14分に小林大介(商3・八戸工大第一)、17分に佐藤大慈(法4・埼玉栄)のゴールと神奈川大学を突き放し5対1と勝利し、ファーストリーグを終えた。
主将の工藤憲太(法4・北海)は、「チームで掲げているシンプルなプレーという目標があるのですが、今回の試合では各選手が我を出してしまいゲームプラン通り戦えなかったので苦しい試合展開となってしまった。その中で勝てて、ファーストリーグ2位を決めることができたのでホッとしている。ファーストリーグは本当に課題だらけの試合が多く苦しいリーグとなったが、修正すべき課題も見えてきた。そこを改善できればセカンドリーグ以降に繋がると思うので収穫の多いリーグだった」と神大戦とファーストリーグについて振り返った。
▲チームを支える主将工藤
また、今回の試合のMVPについて聞くと、「一人というのは難しいですが、初ゴールをあげた皆川と今季初勝利のゴールキーパー戸田一世(商3・八戸商業)が個人的にはそうだと思います」と笑顔で答えてくれた。
▲初得点の皆川と共にMVPに選ばれたキーパーの戸田
ファーストリーグを4勝1敗と2位で終えた専大アイスホッケー部。この勢いを維持して、セカンドリーグに繋げていきたい。
文=高橋尚之(経営3)
写真=高橋尚之(経営3)