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6月19日、リオ五輪の第二次選考会ともされている全日本選抜レスリング選手権大会1日目が国立代々木競技場 第2体育館にて行われた。専大からは65kg級フリースタイルに原田駿(商4・島原高)、71kg級グレコローマンスタイルに近藤雅貴(経営4・八幡浜工高)、75kg級グレコローマンスタイルに武田光司(経営2・埼玉栄高)らが出場し、近藤が準優勝を果たした。
「もっと確実に勝てたはず」と語った近藤の初戦、1‐1で第1ピリオドを終え、その後も互いに得点を重ねる。試合終了直前に近藤が相手を場外に追いやり得点。4‐3で勝利を収めた。
迎えた決勝戦、第1シードの花山選手(自衛隊体育学校)との対戦。第1ピリオド序盤、相手の力強いプレーにも動じない強さを魅せる。2分45秒、投げ技を決め、4‐2で第2ピリオドへ。優勢に試合を進め、優勝がちらつき始めた残り2分、投げ技を決められてしまう。そのまま相手に持っていかれ4-8と悔しい結果となった。近藤は試合を振り返り「勝ちにこだわることが大切だった。詰めが甘かった」と語り、今後は「天皇杯優勝、国際大会で結果を残していきたい」と前を向いた。
▲4点技を決める近藤
▲試合後、表彰式へ向かう近藤と花山
原田は1回戦、コーションで先制点を許し0‐1で第1ピリオドを終える。第2ピリオド、互いに譲らぬ戦いを魅せながらも4‐3と追い上げ、このまま勝利するかと思われた終了間際、相手に技を決められてしまう。終了間際のプレーであったためチャレンジを試みるも失敗。4‐6と直前まで優勢に試合を進めていただけに悔しい結果となった。
原田の試合のすぐ後、同じマットで行われた武田の1回戦。相手を圧倒し、巧みなローリング技を魅せ6‐0で第1ピリオドを終える。第2ピリオド開始35秒、豪快なそり投げからそのまま押さえ込み、フォール勝ちを収めた。
2回戦、武田は天皇杯優勝選手である金久保選手(ALSOK)と対戦。第1ピリオドで圧倒され6点を取られるも試合時間いっぱいの6分間、最後まで力強いタックルを浴びせ続けた。
▲初戦、綺麗なそり投げを魅せた武田
(斉藤葵・商2)