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2015.06.14
日本拳法

【日本拳法部】小林が優勝 アジア国際総合空手道選手権

 6月14日、東砂スポーツセンターにて第10回アジア国際総合空手道選手権大会が行われ、ケイオスルールの一般男子軽量級(70㎏級未満)で小林宥太(経済3・小川高)が優勝を果たした。

 

 決勝は目白大学と対戦。小林は先制点されてのスタートとなった。試合中盤、相手が頭部への打撃攻撃によって注意を与えられる。すると流れは小林に。「普段の動きができなかった」と途中脳震盪になりながらも2点を奪い2ー1で見事優勝を果たした。

 

 ケイオスとは防具付空手のことを指す。ヘッドガードや胴といった防具着用部位への的確な打撃(突き・蹴り・打ち)がポイントとなり、試合時間2分の中でポイントを多くとった方が勝者となる。また、決着がつかなかった場合は1分間の延長戦(1ポイント先取り)になる。ポイントに差がない場合は攻撃の多いものが勝者となる。

 

 空手(組手)の魅力は「あらかじめ決められた順序で技を演武する型とはちがい、試合中に頭を使い得点がとれるように手順を踏むところ。試合時間の中でスピードやテクニックを最大限に発揮することが必要でありおもしろい」と語る。

 

 小林は、「5歳で硬式空手と防具空手を始め、小学4年生の時に硬式空手で全国大会初優勝。高校3年時には防具空手の全国空手道選手権で念願の優勝を果たした。本学の空手部は松濤會(しょうとうかい)に所属し、硬式・防具空手の試合に出場しない。大学でも試合に出続けたいと、日本拳法部を選んだ」(『専大スポーツ』2014年2月号)

 

 平日は日本拳法部の練習に参加し、土日は大学のボクシング用を借りて自主練習に励んでいる。学業と部活動を両立している小林は集中力が高く、切り替えが速い。今大会「100%の力が出せなかった」と言うが、ダイナミックでスピードのある選手だと感じた。

 

 焦点は8月23日に行われる国際総合空手道連盟主催の「全日本空手道選手権大会」

 高みを目指す小林の今後の活躍に注目したい。

 

(岡野 希春・経済3)