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2015.06.11
バスケ

【男子バスケ部】持ち味を出せず拓大に完敗。

6月11日、第55回関東大学バスケットボール新人戦3回戦が大田区総合体育館ほかで行われ、専大は「強豪」拓大と対戦した。勝てばベスト8に進む一戦であったが序盤からディフェンスリバウンドを取れず相手にセカンドチャンスを決められるなどして厳しい展開になる。オフェンスではシュートは打つもリバウンドを拾われ速攻をされる、専大のやりたいバスケを拓大にやられてしまう。後半は反撃の糸口さえ見えずに敗戦となってしまった。

 

 

専大59(11-19、21-24、15-31、12-14)88拓大

 

 

スタメン

#11 秋山煕(経営2・東海大浦安高)

#14 高澤淳(経営2・市立船橋高)

#10 大澤希晴(経営1・長野俊英高)

#65 佐々木健登(経済2・能代工高)

#32 野口夏来(経済1・福大大濠高)

 

 

第1ピリオド、序盤はお互い探り探りの出だしとなる。ディフェンスでは外でシュートを打たせ、リバウンドを拾いオフェンスにつなぐ。しかし、7分、拓大の#13阿部諒(2年・市立船橋高)にスリーを決められると、そこから拓大の攻撃が止まらなくなり、開始5分で4-14と早くも二桁点差にされてしまう。その後はなんとかドライブで突破した#14高澤が#32野口に合わせ得点、さらに#11秋山のスリーが決まり点差を詰める。しかし、シュートが入らなくなるとリズムが悪くなり、その間に拓大にアウトサイドシュートを決められてしまう。11-19と8点ビハインドでこのピリオドを終える。

 

 

第2ピリオド、序盤から点の取り合いになる。第1ピリオド途中から出た#26砥綿啓伍(商2・能代工高)のミドルシュート、#11秋山のドライブ、#32野口のゴール下、さらに#15安保友貴(商2・能代工高)がオフェンスリバウンドから得点し、一気に3点差まで追い上げる。しかし、すかさず拓大#85高山椋(2年・八王子高)にスリーを決められてしまう。中盤から終盤にかけては#15安保、#14高澤のスリーなどで再び拓大を射程圏内に入れるも、拓大のオフェンスを止められない。32-43で前半を終える。

 

 

第3ピリオド、このピリオドで勝負の明暗がはっきりと分かれてしまう。専大はボールロスから連続で失点。なんとか#10大澤がミドルシュートを決めるも、直後、拓大に決められてしまい点差は縮まらない。#11秋山のスリー、#14高澤の速攻で39-49と10点差にするも、拓大のオフェンスが止まらない。連続失点で39-55となったところで専大ベンチはタイムアウトを取る。タイムアウト後、なんとか食らいついていきたい専大であったが、シュートが入らず苦しい展開に。着々と点差を離される。47-74と大きく点差を離され最終ピリオドへ。

 

 

第4ピリオド、拓大が連携ミスなどで攻めあぐむ間に#14高澤のミドル、#26砥綿のフリースロー、#11秋山のゴール下が決まり、点差を詰める。ディフェンスでは開始3分半、拓大を無失点に抑えるも、その後内外でシュートを着実に決められ、拓大にベンチメンバーを出される展開になってしまう。最後は#32野口のダンク、#15安保のドライブ、#65佐々木のゴール下が決まるもタイムアップ。59-88で敗れ、専大は大会を終えた。

 

 

高さでは専大が拓大を上回っていたにも関わらず、リバウンドを取れないということは試合後佐々木監督が言っていたように「死に物狂いで取る」という必死さが欠如していたのかもしれない。拓大は新人戦ということもあって絶対的エース#23バンバ(3年・延岡学園高)不在のなか、全員で勝利をもぎ取ったという印象だった。リーグ戦までは時間が空くので、今大会出場した1・2年生がこの間にどれだけ先輩たちを脅かす存在となっているか注目したい。

(阿部 理志・文3)

 

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▲#14高澤はガードとしてゲームメイクした

 

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▲#11秋山は16得点とチームの得点源となった。

試合後のコメント

 

佐々木監督

「勝負する土台に立つ前の問題だった。走ることも出来ていなかった。昨日の反省を活かし、ディフェンス、リバウンドを死に物狂いでやって行こうと話してスタートした。拓大はもちろん強かったが、いつも通りだったと思う。うちが練習よりも酷い動きをしていた。絶対負けない、全力でいく、死に物狂いでいくという気持ちがなかったし、そう言ってチームを鼓舞できる選手もいなかった。戦う姿勢が出来ていなかった。せっかくみに来てくれた人たちに恥ずかしい試合になった。リーグ戦へのトライアウトと話していたが、1、2年生が普段どれだけ3、4年生にたよっているかがでてしまった。シーズン通して1番悪い所がこのゲームで出た。リーグ戦へ向けてディフェンスとリバウンドの本当の意味での重要性を理解すること、死に物狂いで臨む意識改革をしていかないといけない。1、2年生でもポテンシャルもってる選手はたくさんいるので底上げをしていって、どれだけ上げていけるかがリーグ戦への課題だと思う。」

 

また選手たちに向かって

「暗くなるな!お前らには明るさが必要だ!うまくいかなかったところを修正していこう!あとは上がっていくだけだ!気持ち切り替えてリーグ戦に挑もう!」と鼓舞した