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5月15日、第49回関東大学女子バスケットボール選手権大会、5位決定戦が駒澤体育館にて行われた。相手は昨年大会と同じく日体大。序盤は接戦を繰り広げる一進一退の攻防戦を繰り広げる。第2ピリオドで点差を引き離すと、途中1点差に追い上げられるがうまくたて直し68-60で勝利し、専大は5位という結果になった。
専大68(14-14、25-10、12-13、17-23)60日体大
スターティングメンバー
#3 渡部友里奈(文1・昭和学院高)
#10 島倉幸(経済3・湘南学院高)
#28 宮崎友香子(文4・昭和学院高)
#37 鈴木智美(商3・山形商高)
#57 川上美嬉(文3・西原高)
第1ピリオド、#3渡部が先制点を決めるが、すぐさま日体大に3Pシュートを返されてしまう。その後、シュートを決めたら返されるシーソーゲームとなり、互いに一歩も引かない展開に。#7北川直美(日体大・東海第三高)の3連続得点で点差をつけられるも、#3渡部のドライブなどで食いつき14-14と同点となった。
第2ピリオド、日体大に先制点を許してしまう。しかし、#11近藤久恵(経営2・四日市商高)と#57川上が連続で3Pシュートを決めるとそこから#57川上が連続8得点を挙げ、さらに#11近藤も2本目の3Pシュートを沈め一気に相手を引き離す。インサイドでは#10島倉が2本のジャンパーを決めると、その後も固いディフェンスで相手の攻撃を抑え39-24と15点リードで後半に繋ぐ。
第3ピリオド、#37鈴木がドライブで得点すると、#57川上、#3渡部もシュートを決めテンポ良く加点する。さらに#10島倉のディフェンスリバウンドから#9田口明佳莉(文2・昭和学院高)が得点を重ねる。日体大に3Pシュートを打たれるも、51-37とほとんど点差は変わらず最終ピリオドへ。
最終ピリオド、日体大にバスケットカウントを与えてしまうとさらにパスカットからの速攻を許してしまう。#16飯岡花玲(商1・山形商高)がオフェンスリバウンドを取り#57川上が得点に繋げるも後が続かない。その後も日体大の攻撃を止められず連続得点を許し、ついに残り3分のところで1点差まで追い上げられてしまう。すかさず専大はタイムアウトをとり立て直しを図る。外からの合わせで#3渡部が得点すると#37鈴木と#57川上が3Pシュートを決め再び引き離すことに成功。ディフェンスでも#10島倉がブロックで相手のシュートを止めるなど意地を見せると68-60で勝利した。結果、専大は5位となった。
今大会は主将#35村山翠(経営4・昭和学院高)がけがで欠場という状況だった。しかし、力強いドライブなどでチームを引っ張る#28宮崎を筆頭に、今日の試合で25得点を挙げた#57川上や、ここぞというときに3Pシュートを決めてくれる#11近藤、リバウンドやブロックに優れた#10島倉、ガードとしてチームを回す#37鈴木と#9田口、さらに#16飯岡や#3渡部、#51清田陽香(文1・金沢総合高)といった1年生、それぞれの選手が試合で存在感のあるプレーを魅せた。長南コーチが若いチームというようにまだ経験が浅いかもしれないが、これからの可能性も大きいチームだろう。来月から始まる新人戦、秋のリーグには#35村山も復帰する予定もありこれからが楽しみに思う。
(伊東 祐佳・文3)
▲今日25得点の活躍を見せた#57川上
▲専大の得点に盛り上がる選手たち
(以下コメント)
長南真由美コーチ
「今日の試合は前半がいい形で入れたが、まだ若いチームなのでそれを40分継続するということができず最後1点差まで詰められてしまった。でも、そのあと自分たちで立て直せたことは良かった。昨年の主力が抜けて新しく作ったチームだったので、5位という結果に対しては正直がんばったかなと。まだまだ可能性のあるチームなので、まずはベスト4に入れるように。今回で若い選手の経験が詰めたので、リーグ戦では村山も復帰してさらにパワーアップしたチームにしたい。」
川上選手
「前半は、前からプレスするというディフェンスもできていてオフェンスでもパスがしっかりまわっていていい形だった。でも、後半はディフェンスのプレッシャーが中だるみしてしまったことは反省点。今回の5位に満足しないで、リーグ戦までみんなで練習をして優勝を目指していきたい。」