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5月16日、日体大健志台キャンパス米本体育館にて春季関東大学バレーボールリーグ戦第8日目が行われた。今日も専大は#1藤中・#2高橋を日本代表とジュニア代表で欠く中、#8冨田、#13小森が攻撃の起点となって戦った。試合は、第1・2セットは終盤にミスが重なって逆転されセットを落とした。その後の第3・4セットを取り返すも最終セットはマッチポイントを迎えてから3連続失点し逆転負け。ホームである日体大相手に一歩及ばなかった。
専大2(22-25、22-25、25-21、25-20、15-17)3日体大
スタメン
#2(センター)柴田康暉(経営4・佐賀商高)
#4(センター)小林之紘(経済4・創造学園高)
#8(サイド)冨田直人(経済3・東亜学園高)
#13(サイド)小森郁己(経営2・佐賀商高)
#16(リベロ)平原隆也(経済2・都城工高)
#10(リベロ)平安山華竜(経済3・西原高)
#20(セッター)為我井太也(文1・東亜学園高)
#5(サイド)川端修(商4・開智高)
第1セット、試合が始まると#13小森のスパイクが相手コートに突き刺さり、幸先の良いスタート。その後も4連続ポイントで試合の流れを掴むと#5川端のブロックや#8冨田のスパイクが決まるなどリードで終盤を迎える。がしかし、専大のスパイクがブロックされ同点に追いつかれてしまったところ(この時点で17-17)から専大に焦りが見え始め、逆転されると、最後は専大のサーブミスで第1セットを落としてしまう。
第2セット、3-1から#8冨田の強烈スパイクが決まり、流れは渡さない。しかし、#5川端のスパイクは阻まれ、再三の相手のスパイクを何度もレシーブしスパイクチャンスが生まれるもタイミングが合わない。その後はシーソーゲームで専大も#5川端・#20為我井の2枚ブロックが決まるなど一歩も譲らない。が22-22の同点からの3連続ミスで(サーブ・スパイク・スパイク)第2セットも落とす。このセットも序盤からリードをするも終盤にミスが出て逆転を許すなど「ミス」が後を引く形となった。
もう落とせない第3セット、#5川端のスパイクが決まれば#8冨田の強烈スパイクも連続で決まる。#13小森のバックアタックも決まり、21点から25点のセットポイントまでは全て#8冨田のスパイクで得点し、最後は追い上げられるもこのセットを勝ち取った。このセットは一度もリードを許すことなく専大ペースで試合は進み、相手コートに入れた球はほとんどが得点となった。
第4セット、開始直後からコースを狙いすぎてボールがラインを越えてしまい2点のリードを許す。がこのセットから途中出場になる#15船倉拓登(商2・清風高)のスパイクが相手にワンタッチしコート外へ。この得点から#4小林のスパイクや#2柴田の押し込みが決まりに決まり、ピンチも#8冨田のブロックでシャットアウト。連携ミスもあり1点差まで詰め寄られるも、最後もこの日の攻撃のキーである#8冨田がスパイクを決め、第3セットに引き続いてこのセットも取り返し、勝負は最終セットまでもつれることとなった。
勝負の第5セット、1点目から試合は白熱し、専大・日体大ともに守っては攻める息を呑むラリー。最後は日体大にスパイクを決められ先制を許すも、1点を取るため・チームが勝つためのボールへの執着心が表れた場面であった。その後は両チームが得点した直後にミスで失点するなど、コートチェンジの時点で8-7と両者ともに譲らない。コートチェンジ後も交互に得点を重ね、ポイント13-12の場面。#13小森がコートギリギリに攻める決死の強烈スパイクを決め、ついにマッチポイントを迎える。も日体大のフェイントによりブロックが1枚しか間に合わずに決められてしまい、肝心なところで焦りが出たのか#8冨田のスパイクはコート外のあらぬところへ飛ぶなど、とうとう追いつかれてしまう。その後#8冨田が直後のミスを取り返し、15-15に持ち直す。最後はチームが#8冨田を信じて全てのトスを冨田に上げたが惜しくも得点には繋がらず逆転負け。マッチポイントからの1点が遠く悔しい敗戦となった。
第1・2・最終セットと取られたセットは全てリードを保ちながらも「ミス」で終盤に逆転を許すという試合展開になってし まった。「ミス」は「ミス」でも防ぐことのできた「ミス」は沢山あり、その「ミス」が致命的な失点に繋がってしまった。またリードされると焦りで連携がうまくいかずに、スパイクもアウトになってしまうことが多々見られた。今日の第3・4セットの試合運びが次の試合でも出来れば専大は波に乗ることが出来ると思う内容だった。次の試合から#1藤中・#2髙橋が戻ってくる可能性が高い。残り3試合となったが専大の持ち味を出してベストを尽くしてほしい。
(飯塚 恒成・文2)
以下はコメント
▲#8冨田は#1藤中、#3高橋不在の中、チームの柱として活躍した(撮影=阿部理志)
川端選手
「第1・2セットはリードしていたがミスで取られたので・・。次の試合はミスをしないで全員で向かっていく気持ちです。最終セットもチームの雰囲気は良かった。ただ最後のミスだけ・・。今のポジションについては“ただかち込むこと”だけを考えています。基本はレシーブ。守備から攻撃に転じられるようにしています。切り替えて頑張ります。」
小森選手
「要所要所のミスが敗因になってしまった。第1・2セットともに出だしが良かったが、中盤から流れが悪くなっていった。でも第3・4セットは上手く切り替えられたので勝てたと思います。試合ではサーブの調子が悪かったのでスパイクに切り替えて臨んでいました。今日はスパイカーのミスが多かった。決まっていればチームの士気が上がるんだけど、たった1本のミスでチームが沈んでしまうので・・。頑張ります。」