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5月4日、第64回関東大学バスケットボール選手権大会が代々木第二体育館他で行われ、専大は昨年の同大会6位の神大と対戦。この試合はお互いにミスが目立ち流れをつかむことがなかなかできずに接戦のロースコアとなるが、ゲーム終盤に#11秋山の3Pシュートなどが決まり苦しみながらも勝利し、ベスト16入り。
専大54(17-12、13-14、5-9、19-10)45神大
(スタメン)※ポジション順
#11 秋山熙(経営2・東海大浦安高)
#6 渡辺竜之佑(経営3・福岡第一高)
#24 田代直希(商4・東海大浦安高)
#7 國分大輔(経営3・名古屋大谷高)
#32 野口夏来(経済1・福大大濠高)
第1ピリオド、序盤は#24田代のドライブ、#6渡辺の速攻で得点するが、その後はパスミスやトラベリングなどもあり流れをつかむことができず得点は伸び悩む。中盤は#6渡辺のオフェンスリバウンドを止められセカンドチャンスが生まれず、得点できない時間が続く。しかし、終盤になると#65佐々木健登(商2・能代工高)のドライブ、#24田代の3Pシュート、#32野口のゴール下シュートなどが次々と決まり、17-12とリードして終える。
第2ピリオド、#24田代のミドルシュートが決まると#11秋山の3Pシュート、#24田代のフリースローでリードを広げる。しかし、中盤になると相手のタフなディフェンスの前に24秒オーバータイムになるなどして攻めあぐむ。ガードを#11秋山から#13石上潤(経済4・浜松商高)に代え、リズムを変えようとするがなかなか得点できない。さらに#65佐々木が負傷交代してしまうなどして暗雲が立ち込める。さらにパスミスから失点し24-21と3点差にされてしまう。すぐさま#24田代から#32野口の合わせプレーが決まり再び点差を離すが、神大#1田中浩一(岐阜農林高)の連続得点などで26-26と同点に追いつかれてしまう。残り1分になったところで#24田代のドライブ、#13石上のミドルシュートが決まり30-26とわずかに点差を離して前半を終える。
第3ピリオド、このピリオドはお互いに決め手を欠き得点できない時間が続く。専大は開始から3分半得点できずその間に逆転されてしまう。中盤になってもシュートがことごとくリングに嫌われ得点できない。残り1分になったところで#24田代から#6渡辺への合わせが決まり追いつくが、その後もイージーシュートを外してしまうなどしてこのピリオドはわずか5得点に抑えられる。35-35と同点で最終ピリオドへ。
第4ピリオド、#32野口がオフェンスリバウンドからのゴール下、#11秋山のミドルシュート、#6渡辺のフリースローなどが決まり43-35と点差を広げる。このままいきたいところであったが、神大に3Pシュートを連続で決められ2点差にされ、さらに神大#81金丸智生(日川高)にドライブを決められ、43-43とまたもや追いつかれる。しかしここで崩れないのが1部リーグの力。神大がトラベリングなどで攻めあぐんでいる間に#24田代のフリースロー、#11秋山の3Pシュート、#6渡辺のミドルシュートで一気に点差を離す。最後はファールゲームになるも#6渡辺、#14高澤淳(経営2・市立船橋高)がフリースローを1本ずつ決め試合終了。54-45でなんとか勝利した。
今日は苦しい時間が長くタフな試合になったが、要所で#6渡辺の攻守にわたるリバウンドがチームを支えた。明日は相性の悪い明大相手であるが今日のような粘りをみせることができるか注目したい。
(阿部 理志・文3)
▲#6渡辺は今年も攻守で活躍する。
▲#32野口は202cmの長身から得点を重ねる。1年次からチームの柱となれるか注目だ。
以下はコメント
佐々木優一監督
「今日の試合は、オフェンスがうまくいかなかったが、我慢してディフェンスで耐えることができた。しかし、1部相手だったら今回のような結果にはならなかったと思う。明日の明大戦では今日よかったディフェンスリバウンドは継続し、それに加えて走りができるようにしてファーストブレイクを狙っていきたい。」
渡辺選手
「前半は相手にリバウンドを警戒されて思い通りに取れなかったが、諦めずいけば取れると思ったので、後半とれた。試合内容はよくなかったけど、ディフェンスとリバウンドを自分たちで粘ってやったのでそこが勝因だと思う。チームの状態は悪くはないが、良い時と悪い時があって悪い時が出ちゃうと競るゲームになる。明日は自分たちのバスケ、ディフェンスとリバウンドを第一優先に速い展開で攻めていきたい。」
秋山選手
「今日はオフェンスが悪かった。その分ディフェンスでカバーしていった。4ピリのスリーはシュートを連射していたのでそれがはいったって感じだった。野口との相性は良い感じ。明日の明大は京王電鉄杯で負けている相手だから、気を引き締めて、今日みたいなディフェンスをやっていきたい。」