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4月25日、秩父宮杯vs青学大がダイドードリンコアイスアリーナにて行われた。
勝てば11位が決まるこの試合、専大は好機を着実に生かした攻撃で6-2と勝利した。
《スコア》
4−0(シュート数12-16)
0−1(9-18)
2−1(9-21)
計6−2(30-55)
第1ピリオド、開始2分、3分と青学大が立て続けに反則を犯すと、その好機を逃さず#21上村良一(法1・北海道栄高)がゴール右前から鋭いシュートを放ち、初ゴール。その後は専大の反則が続き、相手に攻め込まれる場面も目立ったが、#44高野一樹(経済3・清水高)の好セーブで守りきる。開始10分、またも専大にパワープレーのチャンスが訪れる。これを生かしたのは#9吉岡大輝(法2・北海高)。#10三浦真一朗(法3・東北高)のアシストから#9吉岡が勢いよくゴールへ向かい、シュートを決めた。専大の攻撃はなおも続く。17分、#20鈴木壱斗(法2・北海道栄)のアシストから#21上村が今試合2得点目となるゴールを奪う。そのまま終了かと思われたが、#20鈴木が1P終了直前走りながらゴールに押し込み、4-0で第1ピリオド終了。
△ゴール前で攻防を繰り広げる#21上村
第2ピリオド、第1ピリオドとは異なり、攻め込まれる展開に。開始7分にはついに無念の失点を許してしまう。専大側も反撃を見せたが無得点で第2ピリオドを終えた。
第3ピリオド、開始早々、反則により数的不利の状況に。専大は青学大の猛攻を防ごうと決死の守りを見せるが、相手の勢いに押され失点を許す。なおもピンチが続く専大。開始10分には最大のピンチが専大を襲う。青学大がシュート体制の時に反則を犯し、ペナルティショットへ。ここを防いだのは#44高野。会場の誰もが息を呑む一対一の対決を制し、押され気味だった専大の勢いを取り戻した。勢いに乗る専大は、その直後#10三浦のアシストから#21上村が得点を決め、ハットトリックを見事達成。その後、#11東山哲士がダメ押しの一点を決め、試合終了。
△好セーブでチームの危機を救う#44高野
高橋裕一監督
「勝って終われたことは良かった。しかし、守りのチームであるにも関わらず55本も打たれたこと、30本しか打っていないことには課題が残った。55本打たれたが2失点に抑えたことについては、キーパー#44 高野の頑張りが大きかった。本来ならプレイヤーが体を張ってキーパーを助けないといけないので、その点も課題」
#78武田直道主将
「こんかいの試合で良かったのは55本シュートを打たれてもグダグダ失点しなかったところと危ない場面を自分たちで切り抜けられたところ。しかし、相手にシュートを打たれすぎた点に関しては改善していかないといけない。オフ期間にしっかり見つめ直して改善していく」
#44高野
「ペナルティショットになった時は焦ったが、止めなくちゃと思っていたので、止めることができて良かった。セーブについて、好セーブと言われることは嬉しいが自分としては、リバウンドコントロールなどまだまだ自分のプレーができていないと感じているので自分のプレーができるようにしていきたい」
#21上村
「一点は決める気持ちで春大会に臨んでいたので点が決められて良かった。点が決まった時は嬉しかった。春大会は出られない試合もあったので秋のリーグ戦は全試合出て点も決めていきたい」
この試合では、青学大の猛攻を凌ぎ、攻撃ではチャンスを着実に生かして得点を積み重ねた専大。向上心を持ち続ける選手たちが秋のリーグ戦でどのような活躍を見せてくれるのか、今からとても楽しみだ。
(経営2・三嶋毬里衣)