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４月２６日、東海大湘南キャンパス総合体育館にて春季関東大学リーグ戦第６日目が行われた。５日目の東芸大戦で初勝利をあげた専大は、その勢いそのままに慶大を相手に第１セットを落とすものの、第２セット以降は＃８冨田、＃１３小森を中心に立て直し、セットカウント３－１で勝利し、リーグ戦連勝した。
専大３（２１－２５、２５－２０、２５－２２、２４－２２）１慶大
スタメン
＃１（サイド）藤中謙也（経営４・宇部商高）
＃２（センター）柴田康暉（経営４・佐賀商高）
＃３（センター）高橋拓也（経済４・東亜学園高）
＃５（リベロ）川端修（商４・開智高）
＃８（サイド）冨田直人（経済３・東亜学園高）
＃１３（サイド）小森郁己（経営２・佐賀商高）
＃１６（リベロ）平原隆也（経済２・都城工高）
＃２０（セッター）為我井太也（文１・東亜学園高）
第１セット、＃８冨田のサービスが決まり幸先よくスタートしたかと思いきや、その後４連続失点をしてしまう。その後もスパイクがアウトになるなどして波に乗れない。追いかける展開となるが、相手のミスなどもあり７－７と追いつく。その後はお互いに点を取り合うが、＃１藤中のスパイクが拾われると、東芸大に勢いが出てしまい連続失点。またもや追いかける展開となってしまい、２１－２５でセットを先取されてしまう。
第２セット、序盤はお互いにサーブでミスが出るなどして連続で得点が入らない。１２－１２となったところで＃８冨田の１枚ブロックが決まり、相手にタイムアウトを取らせる。タイムアウト後も専大ペースとなり、＃８冨田のスパイク、＃１３小森の１枚ブロックなどが決まりリードする。最後は、＃８冨田、＃１３小森の連続得点、＃１藤中、＃８冨田と５連続で得点し、２５－２０でセットを奪取する。このセットは＃８冨田が９得点、＃１３小森が７得点と２人が得点を荒稼ぎした。
第３セット、このセットは序盤から専大ペースになる。＃３高橋のサービス、＃１藤中のスパイクなどが決まる。タイムアウトを取られてもペースを崩すことなく、＃８冨田のサービス、＃２柴田のブロックなどが決まり１度もリードされることなく、２５－２２でセットを連取する。
第４セット、このセットも序盤から＃３高橋のクイック、＃２柴田のブロックが決まるなどして１１－８とリードする。しかしその後３連続失点などもあり、１２－１３と逆転されてしまう。だが、ここで崩れないのが今の専大。＃３高橋のフェイント、＃８冨田の連続得点などが決まり再逆転する。最後は＃２柴田のブロックが決まり、２４－２２、セットカウント３－１で勝利した。
この試合に勝利したことによりリーグ戦２勝４敗となりリーグ戦前半を折り返した。ゴールデンウィーク後は大黒柱の＃１藤中が日本代表合宿に、＃３高橋、＃６小川猛（経営３・桐蔭学園高）がジュニア代表で主力が抜けるが、チーム一丸となって穴を埋めてほしい。
（阿部 理志・文３）
▲エースの＃１藤中は「良い状態ではない」と言いながらも要所でスパイクを決め、勝利に貢献した。（写真は東芸大戦）
▲「チームの状態はすごく良い（＃３高橋）」と２連勝で前半を折り返した専大は後半どこまで連勝できるか注目だ。(写真は東芸大戦)
以下はコメント
藤中主将
「冨田のサーブで少なからずいけるという気持ちが出たが、ミスが続いて結局第１セットを取られてしまったので、スタートの勢いを維持できるようにしたい。個人的には良い状態ではなかったので、時間差をつけたりレフトに回るなど流動的に動くようにした。スパイクミスが多かったので修正したい。代表合宿から帰ってきてチームがどうなっているかわからないが、今後はセット率が大きく左右するのでできるだけ落とさず、取れるところは取れるようにしたい。」
高橋選手
「動き出しで上手く動けなくて、それでチームが（流れに）乗って良い雰囲気でいこうとしていたところで自分がストッパーになってしまったので、自分はもっとチーム（の状態）が良い時は押し上げるように、悪い時も引っ張っていく存在でなければいけないと思うので、そこができていないところが未熟だと思った。３セット目以降調子が上がったのは、試合をやっていく中で修正できたからだと思う。今日はチームも一気に崩れることがなかったので、すごく良い状態だと思う。サイドで今までは切れなかったところとかも切れているし、雰囲気も良くしよう、良くしようとみんなで変えようとしているのが目に見えるので、初戦や２戦目に比べれば圧倒的に雰囲気が良くなっている。チームみんなが勝ちたいという思いで、練習とかも１つ１つ突き詰めてやっていったので、そういうところが良かった。ユースでは、自分の長所を生かした良いプレーを伸ばして、それをチームに持ち帰って、自分が帰ってきてからは全勝できるようにやっていきたい。」
柴田選手
「競っていて雰囲気が良くなかったので最後のブロックは、自分が攻める気持ちでいった。次戦は選抜が抜けるので、自分も含めチーム一丸となって頑張りたい。」
冨田選手
「昨日と違って１セット目を取られたところから、最後３セット取ったが、やっぱり出だしが１番肝心でこれからにもつながってくると思うから、序盤１セット目の入りからしっかりやっていけたらなと思う。サーブは昨日よりかはよくなっている。スパイクは合格とまではいかないが、大事なところでもうちょっと決められたらなと思う。ブロックが決まったのは、レシーブを信じてブッロクをやってしっかり止められたので、レシーブのおかげとも言える得点だった。空き週の練習ではスパイクの正確性をもっと高めて、スパイクのコンビをもうちょっと合わせて、後はサーブの威力、そこをしっかり練習していきたい。次の試合から最後の２戦まで、高橋さんと藤中さんと小川がいなくなるので、いない穴は大分大きいですけど、それでも勝たなければいけない試合もまだあるのでしっかり話し合って、練習で詰めて次も勝ちたいと思う。」
小森選手
「自分の調子は悪くなかったし、声を出してみんなでチームの雰囲気を上げたら勝てると思った。一枚のブロックは久々に決まったから嬉しかった。次戦は選抜メンバーがいなくなるが、うまくまとまっていけたら勝てると思う。」
