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4月18日、早稲田大学戸山キャンパスにて、春季関東大学バレーボールリーグ戦第3日目、対明大戦が行われた。先週開幕2連敗と苦しい状況で迎えた本戦。連敗をストップすべくパワーのあるアタックや活気のあるムード作り、肩を負傷していた小川猛(経営3・桐蔭学園高)の途中出場などで勢いづけたが、相手の勢いに一歩及ばず0-3で負けを喫した。
専大0(19―25、21―25、21―25)-3明大
スターティングメンバー
#1 藤中謙也 (経営4・宇部商高)
#3 高橋拓也 (経済4・東亜学園高)
#4 小林之紘 (経済4・創造学園高)
#8 冨田直人 (経済3・東亜学園高)
#10 平安山華竜(経済3・西原高)
#13 小森郁己 (経営2・佐賀商高)
#16 平原隆也 (経済2・都城工高)
#19 酒井駿 (商1・東山高)
第1セット、1点目を先制し選手たちが活気出しの声をあげる。ここから良いリズムに乗っていきたい専大だったが、その後明大に連続得点を許してしまう。明大に傾いた流れを断ち切ったのは#8冨田の正確なアタック。さらに#1藤中の迫力のあるアタック、#4小林の速攻アタックなど多様な攻撃で点を重ね、明大側のミスも誘い始める。徐々に得点を詰めていくが依然リードはされたまま後半に突入。後半のキーとなったのは要所要所に決める#13小森のアタックだった。しかし相手のアタックを拾いきれず19―25とセットを逃してしまう。
第2セット、#8冨田に代わり#6小川が途中出場した。肩の調子はまだ万全ではないが上がったトスをしっかり決め、今季リーグ戦初得点を綺麗に飾った。これにより専大の活気出しの声に笑顔がより付随する。#6小川の活躍に#16平原もプレーで応える。長いラリーが続く中、専大にとって不利な位置にボールが落ちそうになり誰もが点を落とすと思ったその瞬間、#16平原が果敢にボールを拾いに行き攻撃に繋げた。ラリーの最後には#1藤中がエースとしてアタックを決め得点をものにした。流れが専大に傾いたかと思ったが、明大も勢いが衰えることなく打って打たれての試合展開が続く。しかし最後も明大に流れを渡してしまい21―25と惜しくもこのセットも落としてしまう。
迎えた第3セット、シーソーゲームが続く中#6小川が相手の隙をついたアタックを重ねる。専大側に連携ミスも出てしまい再び点差が開く。同点の機会はまたしても訪れた。1年生セッター#19酒井が1枚ブロックを決めたのだ。さらに専大のスパイカー陣でたたみかけ逆転。セット獲得の光が見え始めた。しかし第1、2セット同様明大の勢いを止めることができず21―25でセットを相手に取られ、試合終了。今季3度目のストレート負けとなってしまった。
(宇佐美春那・文2)
▲ブロックをうまくかわしてアタックをする#6小川
吉岡監督
「スパイカーが気持ちよく打つためにはリズム展開が必要。そのリズム展開(レシーブ、トス、アタックの)がなかなか作れない。加えて要所要所のミスがあるのが敗因。春を優勝するというよりもインカレを取るためにチームを上げていくしかない。今は我慢の時期」
藤中主将
「1年生セッターを上級生みんなでまだカバーしきれていない。対戦相手にも気持ちで押されて引いてしまっている。春の優勝は難しいが、チームの調子を上げる出口を早く見つけたい。明日は試合の入りを意識して先に仕掛けていけるように、セットの取り方を掴めるようにしていきたい」
小川選手
「肩がまだ万全ではない状態で今日みたいに決められたということは悪くはない。チーム内ではレシーブが繋がるようになったが上がってからの攻撃がまだ不完全。自分は明日の肩次第ではまた試合に出る機会があるので、今日と変わらないプレーをしていきたい」