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2019.09.18
バスケ

【男子バスケ部】インカレ王者に接戦も力及ばず2連敗

第95回関東大学バスケットボールリーグ戦

第8節 vs東海大学

9月18日(水) 13:20tipoff

専大 79-88 東海大




 前節で青山学院大学に大敗し、連勝が6でストップした専大。連敗を避けたい今節はインカレ王者の東海大学と対戦した。試合は第3クォーターで東海大の強力なオフェンスに苦戦し、専大は二桁のビハインドを背負ってしまう。その後も点差を5点にまで縮めるも、力及ばず79-88で敗れて2連敗を喫してしまった。



専大 79(24-26,15-15,14-25,26-22) 東海大



スタメン

#5 安部紘貴(商4・飛龍高)

#12 西野曜(経済3・近大附属高)

#30 アブ フィリップ(経営4・アレセイア湘南高)

#34 盛實海翔(商4・能代工業高)

#95 齋藤瑠偉(経営2・羽黒高)




 第1クォーター、専大は#30フィリップのパスカットから#34盛實が速攻を沈め先制するも、東海大はインサイドから着実に得点を重ね、すぐに逆転されてしまう。その後専大は#30フィリップのダンクシュートや#34盛實の3ポイントシュートが決まり好調なオフェンスをみせるも、東海大のゴール下からの得点を止めることができず、24-26で第2クォーターへ。

▲#30フィリップ




 第2クォーターは序盤から東海大が流れを掴み、点差を広げられてしまう。中盤、東海大の3ポイントシュートが決まり26-33と7点差をつけられてしまい、専大はタイムアウトを取る。

 タイムアウト明け、体勢を立て直した専大は#23キング開(文2・アレセイア湘南高)のレイアップ、#30フィリップ、#46寺澤大夢(文2・東海大諏訪高)のインサイドと連続得点で東海大を猛追。残り3分に#30フィリップがゴール下を決めて34-33と逆転に成功する。その後再び東海大に突き放されてしまうも、#23キングがペネトレイトや3ポイントシュートで食らいつき、39-41と2点差で前半を終了した。

▲#23キング


▲#46寺澤



 第3クォーター、専大は東海大の強力なオフェンスに苦戦を強いられる。東海大の速い展開に専大ディフェンスは翻弄され、速攻を防ごうとした#12西野がアンスポーツマンライクファウルをとられてしまうなど、流れは完全に東海大へ。専大は#34盛實を中心に攻めるも、流れを変えることはできず、中盤で二桁のビハインドを背負ってしまう。その後も点差を縮めることができずに53-66で最後の10分へ。



 第4クォーター、専大は速攻や中外織り交ぜたオフェンスで得点を重ねるも、東海大も高確率でシュートが決まり点差は縮まらず、時間だけが過ぎていく。残り2分30秒で71-82と11点差。もう後がない専大はタイムアウトを取り、最後のオフェンスを試みる。

 タイムアウト明け、#34盛實の3ポイントシュートが決まると、#23キングのミドルシュート、#30フィリップのフリースローと連続得点で77-82と点差を5点にまで縮める。このままの勢いで畳み掛けたい専大だったが、東海大も譲らずレイアップを沈め残り1分で7点差に。次のオフェンスで#30フィリップがダンクシュートを決めるも、その後のディフェンスで東海大にリバウンドを取られてしまい、ファウルゲームで時間を止める。東海大はしっかりとフリースローを沈め、専大は逆転することができず79-88で敗戦。2連敗を喫してしまった。

▲#34盛實






佐々木優一監督


-今日の試合を振り返って


「昨日の良くない部分がかなり出た中でどれだけ気持ちを切り替えて、強い相手でも関係なく自分たちのバスケットを貫き通せるかということが今日の試合では勝ち負けよりも重要だった。選手たちは昨日の敗因を良い意味で切り替えていて、東海大に向けてしっかりと対策をして、相手のプレーにアジャストしてくれたので、負けはしたけれど、ある程度の手応えはあったので、次に繋がるゲームができたと思う。それは、プレータイムや出た選手、出られなかった選手に関係なく、東海大に向けて昨日から今日に切り替えて、向かっていく気持ちを全員が出せた試合だったという意味。修正点もあり、勝ちに繋げることができれば良かったが、その中でも、自分たちのリズムが出せたので、次に繋げられるゲームができたと感じている」


-後半になって点差がつきそこから追い上げる形となったが、追い上げに移るにあたってターニングポイントになったのは


「東海大は前半と後半の頭でかなりディフェンスの強度を上げてくるので、そこからリズムを作っていく形を警戒していた。第3クォーターで離されてしまったのは、ディフェンスの足が止まって相手に走られてしまい、やりたいディフェンスができずに相手のリズムになってしまったのが原因。だが後から出てくる選手がやるべきことをしっかり理解して相手の流れを止めてくれて、オフェンスに繋げることができた部分も見られた。88点という失点はあったが、交代して出て行った選手がやるべきディフェンスを行ってくれて、流れを止めてくれたと思う」


-次の試合に向けて


「(会場が)筑波での筑波戦になるのでタフなゲームが続くが、良い部分と悪い部分が明確になってきて良いリズムにはなってきている。この期間を上手く使ってしっかりと修正をして、連敗を2で止め、また連勝を続けられるように頑張っていきたい」




#34盛實


-今日の試合を振り返って


「昨日のようなゲームをしないように、反省を活かして入りから積極的に攻めることを意識していた。最初の方は良い感じで決めることができたが、相手がかなりタフなディフェンスで、それが後半になって効いてきて自分たちのオフェンスができなくなってしまった。相手はディフェンスから速い展開に持っていくというやり方をしてきたので、そこを最後まで粘りきれなかったのが自分たちの弱さだと思う」



-次の試合に向けて


「筑波戦は相手がホームゲームで自分たちがアウェイという形でやるので、その雰囲気や空気にのまれないように、自分たちのやるべきことをしっかり行わなければならない。筑波も今調子が上がってきているチームなので、それに対して自分たちも受け身にならずに、向かっていく気持ちを持って戦っていきたい」








(文=村山健人・商2、馬塲夏実・経営2、写真=山下佳帆・経営2、岡本真凜・経営2)