News

最新ニュース


2019.08.25
バスケ

【男子バスケ部】接戦を制し開幕2連勝!

第95回関東大学バスケットボールリーグ戦

第2節 vs神奈川大

8月25日(日) 13:20tipoff

専大 84-79 神大



 初戦を勝利で飾った専大は、第2戦で神奈川大学と対戦した。試合は互いに一進一退の攻防が続き、第3クォーターまで互角の展開に。しかし第4クォーターに専大が連続得点からリードを奪い、優勢に試合を進めて84-79で勝利を収めた。専大は開幕2連勝と幸先の良いスタートを切った。



専大 84(20-17,15-20,28-24,21-18)79 神大



スタメン


#5 安部紘貴(商4・飛龍高)

#12 西野曜(経済3・近大付属高)

#30 アブ フィリップ(経営4・アレセイア湘南高)

#34 盛實海翔(商4・能代工業高)

#95 齋藤瑠偉(経営2・羽黒高)




 第1クォーター、専大は#95齋藤が3ポイントシュートを決めるも、神大にリバウンドからのセカンドチャンスを与えてしまうなどなかなか波に乗れず、中盤で9-15と6点差をつけられてしまう。なんとか流れを断ち切りたい専大は、#12西野の3ポイントシュートを皮切りに#95齋藤、#34盛實の連続得点16-15で逆転に成功する。このクォーターはこのままリードを守り切り20-17で第2クォーターへ。

▲#12西野



 第2クォーター、序盤は#23キング開(文2・アレセイア湘南高)のカットインや#0 ケイタシェイクブーバカー(商1・日体柏高)のバスケットカウントなどが決まり神大を引き離すも、神大も3ポイントシュートを決めて食らいつく。しばらく互角の時間が続いたが、中盤にパスミスからの速攻を許してしまい29-30と再び逆転されてしまう。さらに前半終了間際に神大にブザービーターを決められてしまい、35-37と嫌な流れで前半を終えた。

▲#23キング



 第3クォーターは両者オフェンスが優勢となり、点の取り合いへ。神大はバスケットカウントや3ポイントシュートを高確率で決めていき、専大は一時6点のビハインドを背負ってしまう。しかし専大も#30フィリップのゴール下や#28野﨑由之(経済2・市立船橋高)のカットイン、#34盛實の3ポイントシュートなどで得点を重ね、これ以上点差を開かせない。特に#34盛實はこのクォーターで3本の3ポイントシュートを決めるなど躍動。63-61で勝負の行方は最後の10分へ委ねられた。

#28野﨑


▲#34盛實 


 第4クォーター序盤は一進一退の攻防が続いたが、中盤、流れを取ったのは専大だった。#12西野のゴール下、#30フィリップのインサイド、#23キングのレイアップと連続得点で神大を引き離す。ディフェンスでもリバウンドをしっかりと抑え、また積極的なディフェンスで神大にチャンスを与えない。勢いに乗った専大は#30フィリップのダンクシュートも炸裂し、残り4分で74-67と7点差をつけることに成功する。その後残り3分で3点差まで詰め寄られるも、#10喜志永修斗(経営1・豊浦高)を中心にしっかりとボールを回し、最後は#12西野がゴール下を沈めて84-79で試合終了。専大は開幕2連勝と上々の滑り出しを見せた。

▲#30フィリップ


▲#10喜志永






佐々木優一監督


-今日の試合を振り返って


「最初の入りの部分だけしっかり修正して気持ちを入れていこうと選手たちには伝えた。選手たちはその気持ちが出ていたが、気負い過ぎてしまった部分もあり、普段入るようなゴール下のシュートが落ちていく場面もあった。神奈川大はギリギリまでファールをしないようにタフなディフェンスをして、それを40分間やり通す強さがあるので、こういうタフなゲームになるだろうと予想はしていた。相手の75番の小酒部選手がキーマンになるので、そこにつく選手がどれだけ彼に対してボールを持たせず、得点を20点以下にすることを目標にしていた。今日だと#28野﨑が昨日、プレータイムが少なかったなかで、今日はしっかりと期待に応えてくれてディフェンスから入ってくれた。他の選手の部分で得点を取られてしまったケースがあったので、そこは2週間空く期間のなかで修正をしていきたい。選手たちには苦しいゲームだったけど勝ち切れたことと、プレータイムについては、出場していないから貢献していないのではなくチーム全体で勝った勝利なので、誰が得点を何点決めた、何分出場したということではなく、チーム全体でしっかりやるべきことや声掛けなどが出来た形での勝利だということを伝えた。チーム全体で勝ちにつなげることができたので良かったと思う」


-接戦だったが今日の試合で活躍した選手


「最後本人も“相当ドキドキしました”と言っていた#10喜志永だが、1年生でPGを任せることは相当な負担にはなると思う。彼も本当によくコミュニケーション取りながら、タフなゲームの中で、プッシュするところはプッシュをして、コントロールするところはコントロールをしてというようなところは良い経験になったと思う。本当に彼に助けられた。

インサイドに関してはアドバンテージのあるゲームだったので、#12西野もファウルが4回になりながらも退場しないように、#30フィリップも浮かずにゴール下で体を張ってくれた。こちらのアドバンテージを最後までやり通してくれて、最後はそこで救われた。インサイドとガードの選手はよく頑張ってくれたと思う」


-次の試合に向けて


「2週間空いて次の相手は日体大。自分たちの悪かった点をを修正するのと、日体大戦に向けての対策をして、緊張感を緩めずに2週間しっかりと準備して、連勝は続けていけるように頑張りたい」




#28野﨑


-今日の試合を振り返って


「試合前に相手の小酒部選手を止める役割として出場したが、思った以上に疲れてしまった」


-坂部選手とマッチアップした感想


「以前に練習試合をしたときもマッチアップしたが、その時よりも難しかった。日本代表も経験している選手なので、すごい上手くなっていて止めるのが難しかった」


-次の試合に向けて


「チームとしてはこの2週間でこれからの連戦を勝ち抜けるようにしていきたい。個人的にはいつ出場しても自分の役割を果たせるようにしっかりと準備していきたいと思う」




#10喜志永


-今日の試合を振り返って


「ゲームを通して苦しい場面や逆転されてしまうこともあったが、それでもディフェンスで我慢をして、最後までオフェンスだけに頼らずにディフェンスを中心に考えることが出来たので、自分たちが焦ることなくプレーできたと思う」


-接戦でしたが感想は


「自分は昨日の試合も最後まで出場していないが、途中で流れを変えるということをメインでやってきた。今日自分としてはメンタル的に厳しい部分もあったが、新人戦でも最後までやりきれていたので(そのことを自信にして)、今日も相手が神奈川大ということで簡単にいくような相手ではないことは分かって(プレーして)いた。上級生がいるなかで初めての接戦で、ゲームを自分がコントロールする部分で、それが負けではなく勝ちにつながることはガードとして良い経験になった。良い意味で勝ち方を知ったところが今後に繋がると思う。

残り3分で3点差は初めての経験で、少しメンタルは穏やかではなかったが、チームで勝つことを考えられた。自分のことよりも先にチームのことを考えることが出来たので、それについては良かった」


-次の試合に向けて


「自分たちは2連勝で、最初の週としては良い流れで終われたと思う。ミーティングのときに連勝はいくら続けてもいいと言われたので、それが続けられるように自分もガードとしてコントロールをして、チームの勝ちを優先していきたい。個人的にもシュートが入らないところが目立っていたので、そこを修正してどれだけチームに貢献できるように、この2週間頑張っていきたい」







(文=村山健人・商2、写真=岡本真凜・経営2)