東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦(前期)
第11節VS東洋大学サッカー部
8月11日(日)
@山梨中銀スタジアム(山梨県甲府市)
1週間で3試合という熱い暑い夏の試合も山梨の地で今回で終わりも告げる。二連勝中の専大としては東洋に勝って、後期リーグに向けて、いい形で終わりたい。
以下、スターティングメンバー
GK 1 桐林海生(経済4・神戸国際大附属高)
DF 25 遠藤光 (商1・菅高)
DF 4 西村慧祐 (法4・習志野高)
DF 2 古屋誠志郎(法4・市立船橋高)
MF 8 河上将平 (人科4・東海大学付属静岡翔洋高)
MF 5 鹿沼直生 (経済4・静岡学園高)
MF 32 林一輝(ネット2・千葉経済大附属高)
MF 40 釼持雅也(法4・聖和学園高校)90+2分OUT
FW 14 郡紘平(商3・徳島市立高校)57分OUT
FW 9 岸晃司 (経営4・川崎北高)
FW 10 氣田亮真(文4・千葉敬愛高)85分OUT
途中出場
FW 13 鈴木厚太(商4・飛龍高) 57分IN
FW 42 吉田和拓(経済2・都立新宿高)85分IN
MF 21 浦川流樺(文2・青森山田高)90+2分IN
スタメンは第9節の筑波戦と同じになった。特に2試合連続ハットトリックを決めている氣田に期待がかかる。前期リーグ最後の試合を勝利で終わることができるのか。
専大のチャンスは開始早々訪れた。前半4分右コーナーキックからのボールに合わせ、何度かシュートを撃つが止められるが、MF釼持がなんとかシュートして1-0となる。しかし15分に東洋大に入れられ同点になる。専大も負けじと、その後も果敢に攻め、17分にFW岸から釼持がエリア内からシュートを打つがキーパー正面に飛んでしまう。対する東洋大も専大のゴールを脅かすが、耐え凌ぐ。すると、33分FW氣田がドリブル突破から強烈なシュートを打つ。しかしこれは決まらず、結局1-1でここで前半を折り返す。
後半も序盤からゴール近くまで運ぶもなかなかゴールが決まらない。それでも、16分岸がエリア内で倒されて、PKを獲得する。このPKを氣田が落ち着いて決め2-1となる。しかし、東洋大もなかなか専大に流れを渡そうとせず、21分、25分と立て続けにシュートを撃って専大ゴールを脅かす。しかし、3連勝がかかってる専大としては絶対に負けられない。高い集中力を保ち守り抜く。33分、右からのコーナーキックを獲得する。キッカーのMF林が蹴ったボールは味方に合わず逆サイドまで流れる。そのボールを受けた気だがドリブルで左サイドを突破してクロスをあげる。それをDF西村がヘッドで合わせ、3-1となる。45分に東洋大に1点を返され3-2になるが、このまま試合は終了。3-2で勝利し、前期リーグが終わった。
ここ最近の3試合で後期リーグに期待が膨らむ。
さらに成長して帰ってくる後期リーグも見逃せない。
専大3-2 東洋大
4分釼持雅也 15分坂本
62分氣田亮真 90+5分前田
78分西村慧祐
以下、試合後インタビュー
髙﨑康嗣監督
試合を振り返って-
「よく頑張ったと思う。三連戦目で体も疲れてたと思う。しかしその状況の中で悪いなりにも凌いでくれた。点を取って、セットプレーから点取ることができ、良かった。悪い中でも同点に終わってきたし、そこから勝ち越せて、結果フリーキックの3発で勝ち越したんだけど、セットプレー崩れも合わせて本当の意味でも苦しい中で流れを持ってくることが大事でそれが今日のいいとこです。最後の1点は課題だ。展開的には悪くなかった」
前期リーグを振り返って-
「ひどい前半戦から苦しい勝てない試合が続いた。しかし積み上げてきたものがやっとこうして少しずつ身を結びつつある、実になりつつある。今になって三連勝という形で結びついてるかなという気がする。本来こっからなので、スタートラインに立ったと思う。積み上げないとここまではこない。急には三連勝はできない。それは大敗の中から学んできたことや、積み上げてきたものが今になってるということだ。じゃないと成果は出ない。いい加減にやってたら三連勝は無理だった。疑心暗鬼の中からやり方を見つけ、自信になっていった」
後期リーグに向けて-
「よりシビアな戦いになるし、本当に差がないんで、一戦一戦一生懸命戦っていければなと思う」
前期の印象に残る試合は-
「強いて言うなら順天堂戦。酷くて、やることが明確になった。しかし、見てる人が楽しいのが自分にとってのベストゲームなので自分でベストゲームは選べない」
↑勝利後のチームと応援してくれた方々と
西村慧佑
試合を振り返って-
「前半は東洋のペースの時間帯が長かったが、それをチームで我慢できたことが後半の得点に繋がった」
前半押される時間が長い中どういったことを考えていたか-
「我慢していれば自分たちのペースが必ず来るという自信はあったので、そういう気持ちで自分たちを信じてやっていた」
ゴールシーン振り返って-
「氣田選手からあそこに来ると感じたので、あそこで待ってたらいいボールが来たのであとは当てるだけって感じだった」
それは4年間一緒にいるとわかってくるものなんですか?-
「そうですね。この辺にくるだろうなと。
ちょっと抜け切ったところで、あ、上げるなと思って中に入らず待ってたらそこに来たって感じです」
前期リーグの総括-
「最後の3試合3連勝できたのは本当に良かったが、それまでは、度重なる失点と点が取れないっていう形が続いて負け続けた前期だった。
最後の3試合、中断期間を挟んで改善できたことがすごい自分たちの可能性を感じさせるものになったし、まだまだこれからよくなるものだと思う」
後期リーグに向けて-
「自分たちがまず目標としているインカレ出場に向けて、まだ上位と差があるので、まだまだ上に食らいついて行かなくてはいけないので、現状に満足することなくこの中断期間でさらにレベルアップして、後期は圧倒できるようなチーム力と一人一人の強さを、チームの強さを身につけて後期に挑みたいと思う」
↑勝利を確実にさせた3点目を決めた西村選手
釼持雅也
今日の試合を振り返って-
「前半暑くて、天然芝ということもあってきつかったが、後半監督が巻き上げてくぞと言ったら東洋が自分たちの走力にについてこれなくていつも通りやれたのかなと思う」
ゴールシーンを振り返って-
「(遠藤)光がつめててくれたので光のゴールでもあるかなと思う」
後期リーグに向けて-
「ここから一回OFFをはさんで切り替えられるので、積み上げるものを積み上げて後期はさらに圧倒できるように頑張っていきたい」
↑専大の流れを作った1点目のゴールを決めた釼持選手
氣田亮真
試合を振り返って-
「相手を圧倒しようということをチームで話していたが、なかなかうまくいかない試合が長かった試合だったと思う」
PKのシーンについて-
「あのシーンは(岸)晃司君のおかげ。PKも僕に譲ってくれたので、彼には本当に感謝している」
3点目のアシストについて-
「1つ前の同じようなシーンで、パスを選択してうまくいかなかったので、次は自分で仕掛けようと思い、ドリブルを選択した。それにプラスして、ディフェンスとの1対1は得意なので、相手を抜き去ることができるという感覚があった。コーナーキックからの流れで、前線にヘディングの強い選手が残っていたので、キーパーにキャッチされず、なおかつキーパーを少し食いつかせるようなクロスをイメージしてボールを蹴った。イメージ通りに蹴ることができて、最後は(西村)慧祐が決めてくれたので、狙い通りのシーンだった」
↑1枚目三試合連続ゴールを決めた氣田選手
2枚目ゴール後の氣田選手と遠藤選手
(文=男神愛・商1、一家駿介・文2、乾桃花・文2 写真=乾、一家)