最新ニュース
第9回関東大学バスケットボール新人戦 5位決定戦
6月16日(日) 13:00tipoff
@日本体育大学世田谷キャンパス
専大 79-50 山梨学院大
準々決勝で松蔭大学に敗れた専大は順位決定戦に臨み、5位をかけて山梨学院大学と対戦した。試合は後半、#0千葉と#21篠崎が起点となり山梨学院大を突き放すと、勢いそのままに第4クォーターも得点を重ねて79-50で勝利し、5位入賞を果たした。
専大 79(13-9,22-19,26-13,18-9) 山梨学院大
スタメン
#0 千葉暁絵(文2・安城学園高)
#21 篠崎来夢(文1・文大杉並高)
#25 須藤郁帆(文2・郡山商業高)
#37 中村安里(経営2・広尾高)
#93 本田朱里(経営1・郡山商業高)
第1クォーター序盤、専大はなかなかシュートを決めきれない。アウトサイドから得点を狙うもリングに弾かれ、まさかの6分間ノーゴールと波に乗れず苦しい展開に。しかし終盤、#93本田がインサイドからシュートを決めこの試合初めての得点を記録すると、重い空気が一変し専大はゴールを量産していく。#25須藤が3ポイントシュートを決めると、次のオフェンスでは#21篠崎のロングパスから#0千葉が得点し同点に追いつく。その後#14永末のパスから#25須藤がゴール下を沈め逆転。最後は#0千葉がリバースレイアップを決めて専大は4分間で13点と躍動し、13-9でこのクォーターを終える。
▲#93本田
▲#25須藤
第2クォーター、序盤は#14永末の連続得点や#0千葉の4点プレーで山梨学院大を引き離し、一時は23-9と14点差をつけることに成功する。しかしその後は山梨学院大に3ポイントシュートやバスケットカウントを決められ、点差を詰められてしまい35-29で前半を終了した。
▲#14永末
第3クォーター、専大のオフェンスが爆発する。このクォーターの主役は#0千葉と#21篠崎だった。序盤に#0千葉が3ポイントシュートを連続で決めて山梨学院大を突き放すと、中盤は#21篠崎のオフェンス力が光った。#21篠崎のロングパスが#93本田に渡り速攻を成功させると、#21篠崎自身もペネトレイトからバスケットカウントを決めてさらに点差を広げる。終盤に入ると#0千葉が持ち前の得点力を発揮し、3ポイントシュートやバスケットカウントを決めるなど8連続得点をマークする大活躍。61-41と20点差をつけてこのクォーターを終えた。
▲#0千葉
▲#21篠崎
第4クォーターに入っても専大の勢いは止まらず、#38小幡桃花(人間科学1・浜松開誠館高)や#14永末の3ポイントシュートが決まりさらに山梨学院大を突き放す。ディフェンスでもリバウンドをしっかりと抑えて山梨学院大に反撃のチャンスを与えず、79-50で勝利し総合5位。アシスト王に#21篠崎、ベスト8賞に#14永末が選出された。
#21篠崎
-試合を振り返って
「今日の試合までは接戦が多かったので、気を引き締めて試合に臨んだ。第2クォーターで一度、点差がついたときも気を緩めることなく、自分がゲームをコントロールしてチームを引っ張っていく気持ちで戦えた。無事勝利して5位という結果になったことは満足している」
-新人戦全体を振り返って
「松陰大学との準々決勝(6月9日)が印象に残っている。自分のレイアップやイージーシュートが全然入らず負けてしまったので、今日の試合はイージーシュートを落とさないように意識して試合に臨めた」
-ポイントガードとしてチームを引っ張っていくうえで意識したこと
「チームを引っ張っていくうえで冷静さが大事になってくると思ったので、冷静さを失わないように心掛けた。ファウルを取られても冷静に『一本一本』と声を出してチームを盛り上げることが出来たので、そこの部分は成長できたと思う」
-リーグ戦に向けて
「リーグ戦は先輩方が中心になるので、自分が練習のときにどれだけ先輩方の相手になれるかが大事になってくると思う。今回の新人戦で先輩方が自分たちの相手になってくれたので、今度は自分が先輩の相手になれるようにチームに貢献していきたい」
#0千葉
-試合を振り返って
「チームとして最終的に5位入賞することを目指していたので、勝つことができて良かった。スプリングトーナメントで山梨学院大に負けていたので、今回課題であったゾーンオフェンスを修正して勝利することができて良かった。」
-今日は3ポイントシュートをよく決めていた印象があったが
「周りから打たせてもらっているので、みんなリバウンドを拾ってもらったおかげで決めることができたと思う」
-新人戦全体を振り返って
「初めて主将として臨んだ大会で、チームのまとめ方が分からずに大変なこともあった。それでも先輩たちに練習の相手になってもらい、色々教えて頂いたおかげもあって3週間やってこれたと思う」
-主将として意識したこと
「流れが悪くてチームの空気が暗くなってしまいみんなの表情が悪い時に、笑顔で接してプラスになるような言葉をかけることを意識した。今まで後輩として試合に出ていたので控えめな気持ちがあったが、今回主将をして責任感を持てたので、リーグ戦で出番があったら積極的にプレーしていきたい」
-この大会通して成長したこと
「シューターとして出させていただいているので、空いたら打つことを心掛けた。大会前は空いていても他にフリーの人がいればパスをしていたが、今は空いたらしっかり打つことができるようになったと思う」
-リーグ戦に向けて
「リーグ戦は毎週試合があるので、毎週しっかり準備をして上位を狙っていけるように頑張りたい」
#14永末
-新人戦全体を振り返って
「今回の大会では、得点を取るという役割で出させてもらっていたが、なかなかうまくいかない時もあった。そんな時、先輩達が声を掛けて下さった(ことが支えになった)。最後の試合は全員が活躍して、全員で勝つことが出来たので良かった。まだまだダメなところもあると思うので、これから練習をして、更に成長していければと思う」
(文=村山健人・商2、写真=岡本真凜・経営2、山下佳帆・経営2)