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2019.05.28
バスケ

【男子バスケ部】新人戦直前!期待の1年生喜志永修斗

第68回関東大学バスケットボール選手権大会(スプリングトーナメント)において1年生では唯一、毎試合出場を果たした期待の新星、#10喜志永修斗(PG/経営1・豊浦高)。





佐々木優一監督は新人戦で期待する選手に喜志永の名前を挙げ、

「『1年生でもやっていけ』『チームでもスタートを取るつもりでやっていけ』と彼にも伝えた。だから、そのマインドも持っているし、声も出せる。2年生は言わなくてもガツガツやるので、そこを、1年生の喜志永がうまく手綱を引く形(を描いている)。行き過ぎてしまう時がある2年生なので、その手綱を引ける、落ち着いた喜志永が居てくれると助かる。2年生は勢いに乗ったら止まらないタイプですごく頼もしい存在なので、そこの良さは変わらずにやって欲しい」

とコメント。高く評価している。






佐々木監督の話を聞き、早速、本人にインタビューを行った。




スプリングトーナメントを振り返って

「優一さん(佐々木監督)からも、みんなからも『1年だから思い切ってプレーしておいで』と言われた。ケガ人が多い中で、拓殖大戦(準々決勝)では自分のやりたいことが出来てて、流れをチームに持ってこれたのは良かった。しかし負けた試合では、自分が流れを変えるプレーヤーだと思っていたが、流れを変えることができなかった。チームに迷惑をかけてしまい、悔いが残ってしまった」


1年生の中では、唯一毎試合出場したが、プレッシャーは感じなかったか

「自分はプレッシャーを感じるタイプでは無いのであまり思っていなかった。ただ、自分の学年もだが、上の学年にも出れていない人はいる。その中で、自分が自覚を持って、責任持つ部分は必要だと思っていて、それはしてきた。

思い切ったプレーも出来るところは出来ていた。それを継続できれば良かったが、(できなかったという点で)経験の差を見せられたと今回の大会で感じた」



スプリングトーナメントを終え、改めて、専大の印象は

「自分が来たいと思って来た大学。チームは目標の"日本一"にベクトルを置いている。高校は県立で、それもまた違った視点でバスケをしたいとやっていたが、大学では、日本一を目指したいと思ってここに来ている。練習からハードに出来ているということが、最初の頃より成長させてもらっている部分だと思う。逆に、環境をどう生かすかは自分の練習や努力、心持ち(次第)だったりする。今の環境に満足せず、自分がもっともっと上を目指して、専修大をより良いチームにしたいと思う。

専修大は仲が良くて、上下関係はあるが、4年生にだって気軽に(自分の意見が)言える。自分がバスケットしやすい環境というのが、ここに来て良かったなと感じる1番の要因。」


高校時代と比べて

「高校の時の自分達は、目標のベスト8にベクトルを置いていて、県内だけの選手でやっていたが、専修大は『日本一を目指したい』という選手達だけなので、ベクトルは(さらに)上へ向いている。(日本一になるために)何をしなければいけないのかが分かっている人達の中で自分が練習させて貰っているので、恵まれていると思う。高校時代は自分が1番上にいて、(チームを)まとめることが多かったが、逆に今は自分が1番下の学年として入ってきて、その中でどうまとめるか。切磋琢磨しながら自分も伸ばし、みんなも伸ばすというのが今の自分に必要なことだと思う」




自分の考えをしっかりと持ち、迷いなく真っ直ぐと話す姿が大学に入って数ヶ月とは思えない。コートの上でも外でも堂々とした印象は変わらず、"日本1"という目標に真摯に向き合っているのが伝わってきた。



新人戦で期待する選手として、佐々木監督に名前を挙げられていたが、そのような期待もある中で、新人戦はどのように戦いたいか

「トーナメントを終えて、優一さんから『新人戦もリーグも、お前がスタメンをとる気持ちでやって欲しい』と言われた。リーグはまだ先だが、自分の持ち味は、コートでうるさいくらいに"喋ること"。実際、みんなに『うるさい』と言われることがよくある。それでも、今のチームは静かになってしまうところが悪いところになってしまっている時がある。練習からそうだと思うので、高校時代から続けてきたベースとして"喋ること"は変わらずに必要なこと。それがまず、チームをまとめるPGとして重要な役割だと思っている。どこのガードも『自分がうるさい』と言うと思うが、自分もそれに負けないくらい、1年生だからと遠慮しないで言える環境だと思うので(やっていきたい)。入ってまだ2ヶ月だが、喋れているという点で(評価されて)、優一さんにもガードとして出されていると思う。求められている役割をしっかり果たして、自分だけになるのではなくて、チームとして勝てるチームというのを、1年生だからとか関係かく、コートに立った時に表現できるプレーヤーになることが必要だなと思う」



2年生には、昨年から試合出場を果たし、抜群の身体能力を持つ#23キング開(文2・アレセイア湘南高)や泥臭いプレーでチームを支える#46寺澤大夢(文2・東海大諏訪高)。スプリングトーナメントで活躍した#1山本翔太(商2・日大山形高)、#28野﨑由之(経済2・市立船橋高)、#95齋藤瑠偉(経営2・羽黒高)と個性の強いメンバーが名前を連ねる。

また1年生には、#0ケイタシェイクブーバカー(商1・日体柏高)、#8菊池蓮(ネット情報1・日大東北)、#14鈴木悠斗(文1・桐光学園高)、#21遠藤涼真(経済1・八王子学園八王子高)、#24新田由直(文1・能代工高)、#35久原大弥(商1・大分舞鶴高)と全国から強者が集まった。


喜志永はどう手綱を引くのだろうか。





第59回関東大学バスケットボール新人戦の専大の初戦は、6月4日に水元総合スポーツセンター体育館にて埼玉工業大と行われる。




(文=山下佳帆・経営2、写真=山下、岡本真凜・経営2)